植村直己
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うえむらなおみ
日本の男性登山家・冒険家。
「あきらめないこと、どんな事態に直面してもあきらめないこと。結局、私のしたことは、それだけのことだったのかもしれない」
国際的な日本人冒険家の第一人者として、「冒険の神」、「アニマル植村」、「世界のウエムラ」等と称えられている。
明治大学農学部卒。
1970年5月、29歳にして日本人初のエベレスト登頂を成し遂げ、同年8月には世界初の五大陸最高峰登頂者となった。
登頂順は、ヨーロッパのモンブラン、アフリカのキリマンジャロ、南米のアコンカグア、アジアのエベレスト、北米のデナリ(旧称マッキンリー)。
このうちエベレスト以外は単独登頂によるもので、1970年8月のデナリ単独登頂も人類初記録。
1978年には世界初となる犬ぞり単独行による北極点到達の偉業を成し遂げ、ナショナルジオグラフィック誌の表紙を飾った初の日本人となった。
この他日本列島を徒歩で縦断、アマゾン川を単独での筏で6,000kmも下っている。
1984年2月12日に冬季のデナリ単独登頂を世界で初めて達成したが、翌13日日本のテレビ局のチャーター機との無線連絡を最後に消息不明となる。
必死の捜索が続けられたが、山頂の日の丸やキャンプ地での遺留品しか発見できず、その後生存確率が0%であると結論づけられた事から特別失踪として死亡認定された。
失踪日の2ヶ月後に日本で国民栄誉賞が授与。
またデンマーク政府は植村に敬意を表し、かつて植村がグリーンランド縦断で到達したヌナタック峰を「ヌナタック・ウエムラ峰」と改称した。
1988年にはアメリカ人によって冬季デナリ単独登頂と下山が成功し、1998年には日本人の冬季単独登頂下山も記録されている。
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