機関助士
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きかんじょし
機関士とともに機関車に乗務し、機関士の補佐をする職業。蒸気機関車の乗務では火夫も担当していた。
機関士とともに機関車に乗務し、機関士の補佐をする職業。また、機関士になるための下積みでもあった。
列車の運行が蒸気機関車牽引によるものだった頃は、信号や標識のダブルチェックや通票の授受、事故・故障時の列車防護などの他に火夫も務めており、火室からの熱気でとても暑く、更に夏も冬も吹き曝しで過酷な環境のキャブの中で機関士の指図に応じて罐を最適な状態に保つ必要があり、火室の石炭の撒き方が悪いと叱られたり、怒鳴られるといった事もあり心身ともに非常に過酷な勤務であった。
無煙化初期の機関車乗務では、機関士の補佐以外の業務が火夫から走行中の機械室点検業務といった仕事に変わっていき、更に車両の信頼性向上や保安設備の近代化に伴い鉄道車両の運転業務が一人体制になっていくと機関助士という職は無くなっていった。
また、電車や気動車乗務においても運転業務の一人体制化によって同じく運転助士は無くなっていった。
pixiv内では現時点(2023/03/28現在)では機関助士とどう関係があるのか解らない3DCGイラストと、「助士」と「女子」(両方とも読みが「じょし」)をかけあわせたネタイラストが投稿されている。
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