概要
福岡県福岡市博多区祇園町にある福岡市営地下鉄七隈線の駅(N17)。
2023年3月27日の天神南〜博多間延伸にともない設置された中間駅で、当駅北側には、駅名の由来にもなった、福岡・博多の夏の風物詩「博多祇園山笠」が奉納される櫛田神社が鎮座する。またキャナルシティ博多の最寄り駅であるほか、近隣を通る空港線の祇園駅と同様、博多区役所も当駅が最寄りになっている。
駅シンボルマークは西島雅幸によるデザインで、櫛田神社を象徴する銀杏の葉と博多祇園山笠の「舁き縄」を合わせたもの。
当駅を含む天神南〜博多間は2013年12月に着工したものの、2016年11月8日に博多駅前道路で陥没事故が発生。道路そのものの修復は早期に終えられたが、原因究明に時間がかかり、工事が再開したのは2019年7月のことである。このため、開業時期自体も本来より3年遅れになった。
ちなみに櫛田神社前という駅名は2021年に決定したものだが、東京の高輪ゲートウェイ駅とは異なり、奇を衒うことなく無難な駅名に落ち着いている。
駅構造
島式ホーム1面2線。ホームは地下4階にある。
改札フロアやホームの床には櫛田神社の石畳参道をイメージした床タイルを採用、地下1階にある改札口にも博多祇園山笠を表現した縦約2.4メートル、横約4.5メートルの壁面装飾があり、伝統工芸品である博多人形や博多織などが展示されている。
利用状況
- ふくおかの統計月報の23年6月~24年5月(23年4月~24年3月分)によると2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は7,425人、乗降人員は14,849人である。
- 更にふくおかの統計月報の24年6月~7月(24年4月~5月)現在の1日平均乗降人員は16,852人である。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2022年(令和4年)度 | 7,430人 | 14,859人 |
2023年(令和5年)度 | 7,425人 | 14,849人 |