※本記事では福岡県の駅について説明する。大分県と兵庫県の駅については→別府駅(無印)を参照
福岡市営地下鉄別府駅
福岡市城南区別府二丁目にある福岡市営地下鉄七隈線の駅(N10)。
2005年の部分開業当時からある駅の1つで、国道202号線の直下に位置する。
また、城南区役所の最寄り駅ともなっている。
七隈線は2023年3月27日に博多駅に延伸したが、この博多駅には大分県の別府駅からも特急が乗り入れてくるため、ホームの位置はおろか駅名の読みからして異なるとはいえ、目的地には注意を要する。
あらかじめ申し上げておくと「別府温泉のない方」がこちら(地下鉄別府駅)である。
駅構造
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は6,106人、乗降人員は12,212人である。
- 七隈線の駅では天神南駅、薬院駅、福大前駅に次いで4位。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 3,779人 | 7,558人 |
2009年(平成21年)度 | 3,745人 | 7,490人 |
2010年(平成22年)度 | 3,855人 | 7,710人 |
2011年(平成23年)度 | 4,156人 | 8,312人 |
2012年(平成24年)度 | 4,211人 | 8,422人 |
2013年(平成25年)度 | 4,442人 | 8,884人 |
2014年(平成26年)度 | 4,468人 | 8,936人 |
2015年(平成27年)度 | 4,949人 | 9,898人 |
2016年(平成28年)度 | 5,431人 | 10,862人 |
2017年(平成29年)度 | 5,700人 | 11,400人 |
2018年(平成30年)度 | 5,965人 | 11,930人 |
2019年(令和元年)度 | 6,106人 | 12,212人 |
隣の駅
←橋本方面 | 当駅 | 天神方面→ |
---|---|---|
茶山駅(N09) | 別府駅 | 六本松駅(N11) |
国鉄鳥飼駅(廃止)
前述の城南区役所は、別府駅の北側100mほどの場所に建っている(所在地は鳥飼六丁目)。ここは国鉄(現・JR九州)筑肥線鳥飼駅の跡であり、七隈線開業はこの地域において、筑肥線の部分廃止から22年を経ての鉄軌道復活となった。
鳥飼駅は1983年3月22日、筑肥線の博多〜姪浜間が部分廃線(福岡市営地下鉄空港線で代替)になるのに伴い廃駅になったが、廃線区間の駅の中では比較的利用客が多かった駅でもあった。
駅構造
廃線時は島式ホーム1面2線を有する交換可能駅だったほか、かつては貨物輸送も盛んで、多くの側線を有していた。
なお、案内上ののりば番号は廃止時まで存在しなかった。
隣の駅
博多方面 | 当駅 | 唐津方面 | 備考 |
---|---|---|---|
小笹駅 | 鳥飼駅 | 西新駅 | 部分廃止前の状況 |
余談
現在、国内に「鳥飼駅」は存在しないが、大阪府摂津市には東海道新幹線の鳥飼車両基地が同市安威川南町に所在する(所管はJR東海。最寄り駅は大阪モノレール摂津駅)。また、同じ摂津市の別府東には、近鉄バス鳥飼営業所および整備工場が置かれており(最寄り駅は大阪モノレール南摂津駅)、近鉄による茨木市南部と摂津市の路線バスはこの鳥飼営業所の担当である。