概要
殊十二は、「霹靂布袋戲」の登場する青年。聖魔大戦期の武林に聖魔雙子の「聖子」として生まれ、胤天皇朝の武将となり、やがて剣士として成長する。
プロフィール
人物
殊十二は、劍之初と玉辭心の間に生まれた双子の一人である。顔は、父親曰く兄弟とよく似るがやや母寄り。
母の戢武王が流産しかかったときに「聖魔の僕」鬼覺神知と取引して食べた木の実のせいで、生まれてから急激に成長したため、見た目は青年だが実際は数年しか生きていない。
生まれてすぐ鬼覺神知に誘拐され虐待されて育ったため、感情を殺し道化ぶって表に出さないようにしている。
碎雲天河で父と暮らすようになってからは、元々の明るさや子どもらしさを見せるようになる。
経歴
登場当初は、殺戮碎島の空飛ぶ軍船「碎島玄舸」で移動し、母の鎧と冠を身に着け、戟を振るっていた。
父母と同じく「兵甲武經」を使うが、手元にないはずの「生字卷」を夢で習得するという不思議な体験をしている。
父の下で育った槐破夢をうらやんでおり、再会してからしばらくはよそよそしく険悪な間柄だった。しかし、次第にお互いを思いやるようになり、互いに相手が弟(目下)だと思ってはいるものの、命がけで助け合う関係になる。
前述の木の実の影響で、殊十二は体の成長に心臓が追いつかず、幼くして死ぬ危険があった。鬼覺神知はそれを治療してくれた恩人でもあるなど、二人の関係は複雑で、殊十二が鬼覺神知の下を去るには時間がかかった。
父の劍之初には長く遠慮があり、居所を知っていても顔を見せられない期間などもあったが、槐破夢が騶山棋一と行方をくらませた後、劍之初から「お前は忘知のおまけではない」と言われ和解する。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(殊十二)※中国語