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槐破夢

かいはぼう

槐破夢は、台湾のテレビ人形劇「霹靂布袋戲」に登場する架空の人物である。
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概要編集

 槐破夢は、「霹靂布袋戲」の登場する青年。聖魔大戦期の武林に聖魔雙子の「魔子」として生まれ、胤天皇朝の皇帝を名乗る。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂兵燹之聖魔戰印 第11集
退場霹靂戰元史之天競鏖鋒 第34集
称号魔子、忘知
根拠地血杏高林、天印山
身分胤天皇朝「槐皇」
家族劍之初(父)、玉辭心(母)、殊十二(兄弟)
同僚騶山棋一
部下紅流邪少、競豹兒、歲寒嗟、障明魔囂、冥迴劍相

人物編集

 槐破夢は、胤天皇朝の青年皇帝。

 母の戢武王が流産しかかったときに「聖魔の僕」鬼覺神知と取引して食べた木の実のせいで、生まれてから急激に成長したため、見た目は青年だが実際は数年しか生きていない。

 潜在的に高い武功を持ち、知略にも優れるが、生来のひねくれ者で猜疑心が強く、感情的な行動が目立つ。

経歴編集

 父親がつけた名は「忘知」だが、自分が忘れられている存在だという不満を持ち、自ら「槐破夢」に改名する。

 なかなか母の仇討ちをしようとしない劍之初を軽蔑し、「わが父、劍之初よ」とわざとらしく丁寧に呼んでいた。

 また、劍之初が生まれてすぐ行方不明になった彼の双子の兄弟を気にかけていることも気に入らず、後に再会してからしばらく関係が悪かった。


 前述の木の実の影響で、槐破夢は体の成長に心臓が追いつかず、幼くして死ぬ危険があった。

 そのため、慕容情の友人で天閻魔城の一員になった愁未央が治療と養育を申し出て、劍之初もやむなく承諾した。

 それ以降、槐破夢は魔族の一員として生活することになる

 だが、彼が人々の敵になることを恐れた素還真が、たびたび彼に接触し、正道に戻そうとする。彼の姿に、母を失い道を外れて行った素續緣の姿が重なったためだった。


 結局、天閻魔城の魔族が滅びると、槐破夢は「生き残った魔族を保護する」のと「母の後を継ぎ王になる」ことを両立するため、「胤天皇朝」を立ち上げる。

 そのために偶然知り合った霊術師の騶山棋一を軍師として迎えるが、彼女を「亜父」と呼び親のように慕う一方、女性として意識するようになる。

 また、部下の危機に自ら駆けつけたり、殊十二と心を通わすようになるなど、人間として成長していくが、潜在能力の使い過ぎで体が弱り、余命いくばくもない状態に陥る。

 加えて、陰謀家である騶山棋一と素還真が対立し、棋一の敗北により胤天皇朝は終わりを告げる。槐破夢は棋一とともに姿を消すが、それは、自分の死を殊十二らに知らせないための配慮だった。


 槐破夢と棋一は「中陰界」での再会を誓うが、騶山棋一が約束の橋へ行っても槐破夢の魂はいなかった。その後も棋一は槐破夢を探し続けるが、彼らが再会できたかどうかは不明である。



関連タグ編集

霹靂布袋戲

素還真


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