概要
『海のはじまり』は、2024年7月から9月までフジテレビ系列で放送された月9ドラマ。
『silent』、『いちばんすきな花』を手がけたプロデューサー・村瀬健と脚本家・生方美久が三度タッグを組む。
元恋人の死をきっかけに、娘の存在を知り、「父親」として奮闘していく主人公を描く。
主演は目黒蓮(SnowMan)。主題歌はbacknumberの「新しい恋人たちに」。
登場人物
主人公。印刷会社に勤務。優しく誠実ではあるものの、決断力が乏しく優柔不断な性格。また、人見知りで特に子供が苦手。弥生からはその性格を見透かされ、「イライラする時もある」と言われた一方、「一緒に迷ってくれるところが良い」とも言われた。
元恋人である水季の死を機に嘗て「自分が殺した」と思い込んで後悔していた娘・海の存在を知り、水季の死に対する悲しみと海の「父親」としての重責を抱えながら海と向き合っていく。
そして、無理に元気な振る舞いをしていた海に「悲しい時は泣いていい」と言葉をかけるなど徐々に父親らしい言動を見せるようになる。
弥生の焦りもあり、一時は彼女と口論になってしまったものの、彼女が立ち直る時間を与えるためにそっとしておいたことで彼女が立ち直り自身の過去と胸中を吐露するきっかけを与えることができ、改めて2人で共に「親」として歩んでいく決意を固めた。
そして、基春との再会と対話を経て正式に認知する決心をした。
しかし、弥生の態度から「彼女の存在に甘えていた」「無神経に水季のことを話してしまって自分の都合の良いようになるように押し付けていた」と反省し、その気持ちを正直に吐露した。
その後、改めて熟考してくれた弥生が出した「別れたい」という結論を尊重し、「弥生さんと海ちゃん、どちらかを選ばないといけないなら、俺は海ちゃんを選ぶ。」「2人で一緒に暮らす」と改めて決意した。
しかし、海のために仕事をすぐに辞めて転職する訳にもいかずこの先どのようにして二人で暮らしていくか苦悩するようになる。しかし、「子供が大人の都合で変えなきゃいけなくなるのは違うと思う」と思い始め、孫が実家を出て行くことに寂しさを感じていた翔平の姿を見た事で揺らぎ始める。その結果、「転校して、一緒に暮らす」か「転校せずに自信を持って暮らせる時が来るまでこのまま別々に暮らすか」を海に決めさせることにし、海が前者を選択したため、改めて「ずっとじゃないかもしれないけど、できる限り娘の傍に居て寂しい思いをさせない」決意を固めた。
しかし、海がどこか寂しい雰囲気を醸し出していたため、「海がそうなっているのはどこかに水季の面影を探そうとしているからだ」と感じ、無理に水季の話をしなくていいと告げるが、海はそれを「ママのこと忘れた方がいいの？」と捉えてしまったことからすれ違いが生じてしまう。その結果、海が家出同然に図書館へ一人で行ってしまい、津野から「いる、いないの話してるの月岡さんだけですよ」と厳しい指摘を受けたことで自身の認識を改めた。
そして、海との対話を経て「自分が散々『いない』って言ったから海に悲しい想いをさせてしまった」と後悔し、「自分が居なきゃよかった」と口にした海に「そんなこと、絶対にないから。もうそんな事言わないで。」と返した。
そして、海から「何であの時、パパになるって言ってくれなかったの？」「居なかったの夏君じゃん！」と言われたことで過去に決断できなかった自分自身を後悔するようになる。
その後、母親と弥生からの叱咤激励を受け南雲家を訪れ海に謝罪。自身の境遇も踏まえた上で自分の心の内に秘めていた想いを海に伝え、「行きたい所に行けばいいし、会いたい人に会えばいい」と励ました。
その結果、仲直りすることができ、手探りながらも再び2人で暮らすことができるようになった。
- 百瀬弥生(演:有村架純)
夏と交際中の恋人。化粧品メーカーの開発部で働く。
以前、交際相手である悠馬との間に子供を妊娠してしまい、相手の同意もあって中絶した過去があり、現在もその選択を後悔している。
夏の家に押し掛けてきた海を当初「夏の親戚の子」だと思っていたが、夏の告白により海が夏の子供であることを知り、何も知らされなかった夏に同情しつつも、過去の自分を思い出してしまい、涙を流していた。
そして、夏の過去を知ったことで海の「母親」になる覚悟が芽生え始めた。
その一方で、夏と海の親子としての姿を見る中で次第に疎外感を抱えるようになる。
その後、夏に自身の過去と「自分のことを許したくても許せない」と罪悪感に苛まれている心境を吐露。
蟠りも解け、改めて2人で共に「親」として歩んでいく決意を固めた。
しかし、津野との対話や水季が「母親になる人」に宛てた手紙を朱音から貰ったことで自身の「母親」としての覚悟に揺らぎが生じ始め、徐々に虚しさを抱えるようになる。しかし、夏からその本心を見透かされ、これまでの態度を謝罪されたことで「今はまだ色んなことがありすぎて整理できてない。言いたいことがまとまってないから結論が出せてないし、自分が何をしたいのかよく分からない」と本心を吐露。夏に勧められる形で手紙を読む決意を固めた。
そして、手紙を読んだことで改めて「できるなら夏君と2人で一緒にいたかった」という本心に気づき、夏の前で「3人で一緒にいるうちにどこかに水季さんがいる気がして奪い取ったような気持ちになる。」「海ちゃんがママのことを話す度に、夏君が水季さんのことを話す度に自分のことが嫌いになる。」と本心を吐露。最後に「私は海ちゃんのお母さんにはなれない。」「夏君のことは好きだけど、別れたい。」と自分の決意を夏に伝えた。その後、駅まで送ってもらった際に不安そうな顔をする夏に対して「何か困った時があったら、頼ってね」と言い、「頑張れ、お父さん」と言い残して恋人としての最後の時間に区切りをつけた。
その後、海には改めて夏と別れたことを告げるが、海とは「義理の親子」としてではなく「年の離れた友人」として関係性を築き直すことになった。
その後、海からの電話で夏とのすれ違いを知らされ、彼女の伝言として「ママは夏君のことを沢山話してくれた。だから、会う前から夏君のことが好きだった」と夏に伝えた後、「しっかりしな。頑張れ！」と励ました。
その後、仲直りができた際にはメッセージで夏から「ありがとう」と言われた。
その後も海から電話で「遊びに来てほしい」と言われたことで夏の自宅に訪れているが、そこで大和のみならず津野とも鉢合わせになってしまうが、何だかんだ3人で海と共に遊んでいた。
月岡家
- 月岡大和(演:木戸大聖)
夏の異父弟。兄とは逆に考える前に言葉が出るタイプ。幼い頃に実母を亡くし、7歳の時に父・和哉の再婚によって夏と兄弟になった。
実母を「ママ」、義母のゆき子を「お母さん」と呼んでいるが、夏には内緒にしている。
兄から海の存在を知らされた際には、姪がいることに喜んでいた。
- 月岡和哉(演:林泰文)
大和の父親。夏の継父。温厚な性格。夏から海の存在を知らされた際にも、孫がいることに喜んでいた。
- 月岡ゆき子(演:西田尚美)
夏の母。普段は明るい性格で家族想いのムードメーカー。
しかし、夏から海の存在を知らされた際には、夏の決断が水季にそうさせるように強要させたのではないかと指摘し、今まで自分たちに知らせず隠していたことに怒っていた。
しかし、海が生きていることに安堵しており、孫である彼女に会いたいと心境を吐露していた。
その後、南雲家に挨拶に伺い、朱音からの話を聞いて夏が海の親としてちゃんと向き合っていることを再確認した。
その後、夏と別れた弥生が家を訪ねてきたため「自由に生きて」とエールを送った。
そして、その後から来た夏にも「困ったら遠慮なく私達に頼って」とエールを送っている。
その後、夏から海が一人で家出し図書館へ行ったことを報告されたことで、夏の精神状態を心配し彼の自宅を訪問。
「夏も『お父さんは？』って聞いてきた。その度に『居ない』って言って言いくるめた。あの人が夏を覚えていないのは私のせい」と呟き、夏と海がすれ違った原因が自分の夏への育て方にあるのではないかと後悔している様子だった。
南雲家
- 南雲水季(演:古川琴音)
夏の大学時代の同級生で元恋人。海の母。マイペースな性格で周りに相談せず一人で何でも決めてしまう。かつては夏と仲が良かったが、妊娠を機に中絶の同意書を巡って夏と別れてしまう。(大学も高い学費を理由に中退。)夏との破局後、海を出産。彼女を育てながら図書館で勤務していたが、8年後、子宮頸がんのため28歳という若さでこの世を去る。
発覚した時点で既に手遅れな状態であったため、必要最低限の治療のみを受け「娘に苦しい姿を見せたくない」「居なくなるならスっと居なくなりたい」という理由で根治を拒否していた。
夏には中絶していないことを隠しており、夏は彼女の死後、海の存在を知ることになる。
津野とは同僚ということもあり、育児のサポートをしてもらっているが、恋愛感情を抱かないように自制している。というより、そもそも今後恋愛する気は一切ないと吐露していた。理由は本人曰く「いつか誰かと結婚した時に"この人との子供が欲しい"という想いが芽生えて海への愛情が疎かにならないように。そうなるのが怖い。」「海が私の心の中でずっと一番だから。」とのこと。
- 南雲海(演:泉谷星奈)
水季の娘。母である水季の葬儀場で夏と出会ったのをきっかけに一緒に過ごすようになる。夏が父親であることは母親から告げられていたため、初対面の段階で既に知っていたようである。夏の恋人である弥生にもすぐに懐いている。
周囲の人々の優しさに応えようと元気な素振りを見せていたが、未だに母親を喪った悲しみが拭い切れておらず、夏から「悲しい時は泣いていい」と言葉をかけられたことで夏の前で初めて涙を流した。
その後、夏と二人で暮らせることになったものの、夏の仕事の都合上すぐに転職するわけにもいかないため夏が転校を考えていることを知り、「ママが死んで、色んなことが変わったのに、また海が変えなきゃいけないの？」と転校を拒否している。
しかし、夏が自身の想いを説明した上でよく考えて選択するように言ったため、友達や母親との思い出よりも夏と一緒に暮らす未来を選択した。
そして、新天地で夏との二人暮しを始めるものの、夏が水季から貰ったプレゼントを破局後に捨ててしまったと口を滑らせたことや祖父母の家に帰った際に朱音が鍋を抱えながら泣いていた姿を見たこと、同級生から「海ちゃんはママ居ないの？」と聞かれたことを受け、次第に「ママはいない人なの？」「ママが居た感じしなくなっちゃった」という違和感を感じるようになる。その後、何かをふと思いついたかのようにどこかへ行ってしまい行方不明になる。幸い、津野に連絡したところ、一人で図書館に来ていたことが判明。
夏が迎えに来ることで何とか事なきを得た。
迎えに来るまでの間、津野に対して「お母さんのこと、忘れた方がいいのかな？」と吐露していた。
その後、夏との対話の中で「自分は居ない方がよかった。」「皆、海が居なくなったから寂しい思いをしている。」と吐露しており、「何でママのこと『居ない』って言うの？海、ママとずっと一緒にいたよ。」「何であの時、パパになるって言ってくれなかったの？」「居なかったの夏君じゃん！」と正直な思いをぶつけた。
その後、夏から謝罪され夏の過去を知り、彼の正直な想いを聞いた事で仲直りすることができた。
- 南雲朱音(演:大竹しのぶ)
水季の母。娘・水季のことは不妊治療の末苦労して産んだものの、「親の私ですら何を考えているのか分からない」と評するほど娘の行動に振り回されっぱなしで終始険悪な雰囲気だった。娘の出産については「娘が勝手に決断した結果」として、何も知らなかった上に水季に隠されていた夏に対しては怒っていなかったものの、「あなたが知らなかった7年間の水季のことについて心に留めておいてください。」と告げていた。
また、弥生に対しても「あなた、子供産んだことないでしょ？」と切り出し、海を育てることになった場合の過酷さや自分が抱いていた「娘を喪ったこと」、「やっと孫と繋がれたと思っていたのに、それを赤の他人にいとも簡単に繋がりを持たれたこと」への悔しさを吐露していた。
しかし、その後夏の親としてのひたむきな姿を見て彼を認め、「(父親になる決心がつくまで)待ちます。」とゆき子の前で宣言している。
その後、「2人で暮らします」と決意した夏の覚悟を見て、「当たり前でしょ。そうじゃなきゃ困ります。」と返した。
海が夏の元に行ってしまうことに対して寂しさを漂わせていた夫の姿を見て、改めて夏に「どうするかはあなたの自由だけど、私達にとっては海は生きがいなの。それを奪うことになるっていうことを忘れないで。」と説いていた。
その後、夏の覚悟を受け入れて海を彼に託すが、それを機に娘との思い出がふと思い浮かんでしまい涙を流していた。
夏と海がすれ違ってしまった際には2人の今後も含め心配していたが、無事に仲直りしたことで安堵し、夏に対して「健康でいてね」と呟いた。
- 南雲翔平(演:利重剛)
水季の父。水季が生きていた頃は妻の苦労と娘の心情で板挟みになるものの、2人の関係をクッションのように和らげ、橋渡しする役割を果たした。
しかし、娘を亡くしたショックは彼にも大きな影響を及ぼしており、精神的に参った時には名前を間違えてしまうほど。
その他
- 津野晴明(演:池松壮亮)
水季の職場の同僚で図書館司書。初対面時に水季が仕事と子育ての両立についての悩みを吐露したことで「過去や事情は何も詮索しない」ことを条件に海の送迎を行うなど彼女の育児をサポートしていた。その過程で水季に好意を持っていったようで、水季の死後、何も知らずに葬式に参列していた夏に対して複雑な感情を抱き、つっけんどんな態度を取る。
その後も気持ちの整理がつかず、立ち直れないでいるようで、夏の自信の無い姿を見て苛立ちを感じてしまい、言葉遣いが荒くなり辛辣な言葉をぶつけていたもののその点を反省して謝罪しているなど寡黙ながら根は真面目な人物である。
墓参りも行けずにいたが、夏の電話を受けて意を決して納骨を機に彼女の墓参りに行った。(本人はかなり鬱陶しがっていたが。)
その際、たまたま弥生と帰り道が一緒になったため、自分が知る水季の人柄を話していた。その際、「母性」の話で弥生と水季にどこか似ているところを感じて、夏が弥生と交際した理由を何となく察していた。(それでも腹が立つことには変わりない模様)
その後、夏が仕事で外出する際に緊急で呼び出され、海の面倒を見てもうことになった際には、夏に内緒で海にケーキをプレゼントしている。(夏からは「あまり甘やかさないで」と言われていたらしいが、「何が『甘えるな』だよ(笑)。一端の親みたいな口きいて」と愚痴っていた。それでも何だかんだ認めている様子。)
また、海の前だとやろうと思えばハイテンションになれる。
- 三島芽衣子(演:山田真歩)
図書館司書。津野や海のことを気に掛け、優しく見守るお姉さん的存在。
- 乃木夏美(演:山谷架純)
海が通う小田原市立・鴨宮小学校の担任。海や水季のことを知らない夏にとっては南雲家の両親や津野と同じく重要な存在であり、彼女から「お母さんとの思い出」という海が転校したくなかった一番の理由を聞かされる。
- 浅井悠馬(演:稲葉友)
弥生の元カレ。彼女との間に子供を授かったものの、そんなつもりは毛頭なかったため、産んでもらう選択肢そのものが存在しておらず、中絶してもらう前提で話を進めていた。
結果、弥生は彼の意見を押し切ることができずに中絶することになってしまい、彼女の心に大きな傷を作ってしまった。
- 藤井博斗(演:中島歩)
夏の職場の先輩。既に妻子がいる。人生の先輩として夏に度々アドバイスしており、海と二人で暮らすためにどうすれば良いかと夏が相談を持ちかけて来た際には自身の経験を踏まえて「覚悟や責任だけじゃ子供は育たない」とアドバイスした。
- 新田良彦(演:山崎樹範)
夏の行きつけの写真屋の店主。弥生のことも知っており、夏をからかっている。
基春とも知り合いで、夏が赤ん坊の頃に毎度の如く競馬に誘われていた。
- 溝江基春(演:田中哲司)
ゆき子の元夫。夏の父親。ギャンブル好きで釣りと写真が趣味。(後者は本人曰く「夏の成長を残すための成り行き」とのこと。)夏とは説明下手なこと以外は似ても似つかない性格をしており、とにかく楽観的で他人の話に聞く耳を持とうとしない。家事にも参加しなかったため、ゆき子からは「あなたは子供を釣りや競馬と同じくらいとしか思っていない」と嫌悪されていた。その一方で、夏を育てられず愛情が希薄化したこと、育児に本気で向き合えなかったことは後悔している様子で、言葉の節々に悲壮感と自虐が混じっていた。
離婚以来20数年会っていなかったが、母から連絡先を聞いた夏が連絡したことをきっかけに再会を果たす。
しかし、夏が海を連れて来ていたため困惑。「久しぶりに会いたいっていうのは何か魂胆があるだろ」と疑いの目を向けるが、「父親になるための覚悟を持つために改めて実父と会いたい」という想いを夏が口にしたことで少し耳を傾けるようになるものの、やはり態度は相変わらずだったため夏を失望させてしまい、喧嘩別れのように終わった。
その後、自分の言動を反省したのか、新田に夏が来たかどうか聞くなど気にかけるようになり、釣り場で待っていると新田経由で伝えたことで再び会うことに。
そこで、夏の心境と覚悟を聞いたことで彼と向き合う覚悟を決め、「いつでも話、聞いてやるからな。」と告げて去っていった。
余談
- 目黒は『silent』以来の出演となる。また、目黒と有村は映画『月の満ち欠け』以来の共演となる。
- 海役の泉谷は『いちばんすきな花』の深雪夜々(幼少期)役以来の出演となる。
- また、『いちばんすきな花』で夜々を演じていた今田美桜も同役で本作に出演している。そのため、世界観は共有しているといえる。
- 第1話の何も知らなかった夏の姿を見た視聴者からは早速「またしても何も知らない月岡夏さん（28）」とネタにされている。
- 2024年8月21日に目黒が体調不良により同日15日から活動を休止していたことが公表されたことを受け、同月26日放送予定の第9話が延期されることになり、代替として水季と津野の関係性を中心に描いた特別編『恋のおしまい』が放送されることとなった。
- なお、この目黒の休業を巡り週刊誌「Flash」は制作スタッフとの不仲疑惑をスクープしたが、大竹がラジオでその報道を否定。「ほんと嘘ばっかりだったんですよ」「今回のスタッフさんは本当に素晴らしいスタッフさんで、このスケジュールにもかかわらず、全く怒鳴り声とか叱りの声とか負の声っていうのは1つも上がらない、本当に素晴らしいスタッフさんだった」と怒りを顕にし、自身が撮影スケジュールに不満を持っていた件に関しては「それはですね、本当なんです（笑）。そこだけ本当だったんです！」と認め、あくまで現場を盛り上げる意味で、とぼけたような口調でツッコんでいたとコメントしている。目黒もこの報道を非常に気にしていたようで、大竹経由で「皆さんに謝罪したい。ご迷惑をおかけしてしまい本当にごめんなさい。」とスタッフ・キャスト一同に謝罪したという。大竹曰く全員特にその事に不満を持っていなかったとのこと。
