概要
大きさは子牛ほどで顔は猫に似ており、体には鳶色の腰まで垂れ下がった髪が生え、腹はヒキガエルの様な黄色で、背中には五色の苔が生え、腰の周りにはいろいろな貝や海藻類が付いているとされる。
鋭い爪が生えた魚に似た足を持っている為、泳ぎがとても上手いが歩くことはままならない。また普段は海中で暮らしているが極稀に陸地に上がって来る事もあるが、陸上では長く生きていけないといわれている。
一見すると凶暴そうだが、人間に危害を加えるようなことをせず、専ら船底に穴を開けて船を沈めてしまう事もある「かぢとほし(カジキの別名)」を食べてくれるため、漁師たちから重宝されていたという。