誰もが絶望に打ちひしがれた時、奇跡は起こった……一度は果てた者が再び生を受け、地の底から這い上がったのだ。
聖魔連結王の降臨は、新たな敵、龍魂珠が天使と悪魔の違いすら意に介さない存在であることを暗示していた。
効果
灰燼と天門の儀式 |
VR 光/闇/火文明 コスト6 |
呪文 |
S・トリガー |
コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。 |
概要
『王来篇 第1弾 王星伝説超動』にて登場した呪文。
墓地からコスト8以下のクリーチャーを蘇生できるトリガー呪文で、インフェルノ・サインよりも範囲が広い代わりに、3色かつコスト6と手打ちで使う場合は重い。
聖魔連結王ドルファディロムの様な、強力なコスト8のクリーチャーを呼び出せるのは魅力的だが、コスト7以下でも十分強力なクリーチャーは多い為、汎用性が高くても採用枚数はしっかり考えておいた方が良い。
当然墓地からの展開なので、とこしえの超人には滅法弱く、その点はとこしえの超人を除去可能な蘇生札、襲来、鬼札王国!に軍配が上がっていた。
このカード自体3色なので、最悪マナ基盤として活用でき、汎用性の塊である天災デドダムによる下準備と合わせて、五文明を扱うコントロール系デッキでよく活躍した1枚。
そして、このカードから蘇ったクリーチャーはブロッカーを付与され、更に強制バトルまで可能。
相手ターン中に出せれば、ブロッカーと強制バトルの二段構えの防御が可能で、更に光を含む呪文なので、アルカディアス系の光以外の呪文ロックをすり抜けられる。
扱いやすいアルカディアス・モモキング相手にも有効なのは、無視できない要素と言える。
ライバルとなるのはブレイン・スラッシュ。
あちらは手札交換かコスト8以下の蘇生、条件を満たせばその両方が使えるトリガー呪文で、文明も2色と手打ちしやすい。
強力な壁を用意できるこの呪文と、次のプレイングに繋げられるあちらとでは、状況次第で戦局への影響力が大きく変わる。
コスト6の呪文なので、龍風混成ザーディクリカや煉獄邪神M・R・C・ロマノフの踏み倒し対象になれる為、強力な事には変わらない。
余談
カード名は、ヘブンズ・ゲート、インフェルノ・サイン、灰になるほどヒートを混ぜ合わせており、効果もリアニメイトはインフェルノ・サイン、ブロッカー付与はヘブンズ・ゲートを意識し、強制バトルは灰になるほどヒートから取られている。
『ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇』にて擬人化して再録される。
イラストは冬臣氏で、黒い法衣姿の銀髪イケメンに仕上がっている。