烈核解放

れっかくかいほう

ライトノベル『ひきこまり吸血姫の悶々』に登場する能力の名称。

概要

「烈核解放」とは『ひきこまり吸血姫の悶々』の作中に登場する人物に発現する特殊能力。解放する事でこの世のあらゆる法則から外れた驚異的な技を発動させることができる。

発動時には瞳が赤色に変化し菱形の模様が浮かぶ。

作中では条件を満たすことによって魔核とのパスが切断されて発動するとみなされている。魔核と切り離されている関係上、発動中に死亡すると蘇る事が出来ないデメリットがある。

烈核解放の強さは心のありようと関係しているとされ人によって使える力は千差万別。

尚、登場人物全てに発現している訳ではない。

烈核解放について

発現方法

烈核解放を確実に発現させる唯一の方法は精神の形を似させることである。

作中では、精神の形が似ていると言われるユーリンとコマリの烈核解放は非常に似ていると皇帝が発言している。

確実ではないが…

アマツ曰く「逆境に負けない心を養うことによって発現される」そうだが、後にネリアが否定しているため確実とは言い難い。

先天的に有している時もある。

コマリなどのように先天的に有しているパターンもあるが、その確率は極めて低い。

烈核解放の成長(ネタバレ有)

烈核解放は持ち主の心が成長するに伴って進化する。

実際、2年後のアマツ・カルラの烈核解放は自身の時間を巻き戻すことが出来るところまで進化している。

驚異的な技に対する対価

烈核解放には対価を伴うことがあり、サクナやヴィルのように制約があったり、代償として魂が減ったり寿命を削るものもあるという。

尚、烈核解放は強力であればあるほど制約や代償が大きくなる傾向がある。

常世での烈核解放の取扱い(ネタバレ有)

常世では「異能」と総称されており、固有名は登場していない。持主は「異能者」と呼ばれる。

こちらも異能者の割合は少ない。

一覧

• 孤紅の恤

テラコマリ・ガンデスブラッドの烈核解放。

詳細はリンク先を参照。

• パンドラポイズン

ヴィルヘイズの烈核解放。自分の血を飲ませることによって、飲んだ相手の未来を視ることができる。

• アステリズムの廻転

サクナ・メモワールの烈核解放。殺した相手の記憶を操作する精神干渉系の異能力で、記憶を盗み見たり改竄したりすることができる。使い方によっては遠隔から相手を意のままに操れる。

発動条件が対象者を殺す事なため記憶の操作や操る等は魔核によって対象者が蘇る事が前提条件な能力。

• 尽劉の剣花(みなごろしのけんか)

ネリア・カニンガムの烈核解放。

あらゆるものを切断する能力。ものに限らず、毒、自身の迷いも切断することが出来る。

唯一作中で発現した烈核解放である。

発動条件は無く、ネリアの意思でいつでも発動することが可能である。

• 金剛快刀(こんごうかいとう)

パスカル・レインズワースの烈核解放。

どんな攻撃でも防御できる能力。

前提条件は無く、レインズワースの意思でいつでも発動可能。

魔核のパスを切断した状態でダメージを受けないのだから、実質最強である。

だが、孤紅の恤は防御不可であった。

一覧(ネタバレ有)

• 逆巻の玉響(さかまきのたまゆら)

アマツ・カルラの烈核解放。

対象の時間を巻き戻すことができる。尚、15歳の時のカルラは自身の時間を巻き戻すことは不可能であったが、未来のカルラはそれが可能になっている。

先天的に有していたが、幼い時は制御不可であった。

発動条件は無いが、代償として魂が減るので、アマツに「あまり高頻度で使うな」と言われている。

• 水鏡稲荷権現(みずかがみいなりごんげん)

フーヤオ・メテオライトの烈核解放。

他人の姿形、声にそっくりそのまま変身する能力。

発動条件は無く、フーヤオの意思でいつでも発動することが可能である。

この烈核解放も進化しており、他人の姿形、声だけでなく技も模倣することが可能となっている。

• 大逆神門(だいぎゃくしんもん)

トリフォン・クロスの烈核解放。

物体を瞬間移動する能力。

星の位置によって座標を特定するため、星座が異なる常世ではしょっちゅう手元が狂っていた。

• 先王の導(せんおうのしるべ)

アイラン・リンズの烈核解放。

発動者が触れている間、物体をあるべき姿に戻す能力。

発動条件は無く、リンズの意思でいつでも発動することが可能である。

• 屋烏愛染(おくうあいぜん)

リャン・メイファの烈核解放。

対象の心にリンズへの忠誠心を植え付ける能力。

感受性が高い相手には恋愛感情として発現することがある。

発動条件は無く、メイファの意思でいつでも発動することが可能である。

• 心刀滅却(しんとうめっきゃく)

メアリ・フラグメントの烈核解放。

メアリと目を合わせただけで相手は脳を揺さぶられて一時的に行動不能になってしまう精神撹拌の能力。

• 童子曲学(どうじきょくがく)

ローシャ・ネルザンピの烈核解放。

人の精神を操る能力。

精神が未熟又は意思力の無い人に対して効果がある。

一般人には効かない。

• 反魂呪殺曼荼羅(はんごんじゅさつまんだら)

トレモロ・パルコステラの烈核解放。

自分の命と引き換えに対象を殺すことに特化した能力。どんな攻撃を加えても消えない。

しかも時間経過と共に意思力が増幅し、攻撃の勢いが増す。

• 増幅する霊宝

ロネ・コルネリウスの烈核解放。

触れた神具を解析する能力。ここで得た情報を基に神具を作ることができる。

• 今昔渡月橋(こんじゃくとげつきょう)*

アマツ・カクメイの烈核解放。

世界をつなぐ橋をかける能力。

運べるのは自身と小さな手荷物のみ。

満月あるいは新月の夜しか発動することができない。

• 栄花の秋忘れ(えいがのときわすれ)

スピカ・ラ・ジェミニの烈核解放。

詳細は不明だが、恐らく時を止める能力だと思われる。

発動条件の有無は不明。

• パラドックスオラクル

ナチューリア・ルミエールの烈核解放

未来を見る能力。パンドラポイズンの上位互換。

制約として、１人生贄を必要とする。

• サイケデリックへヴン

ヘルデウス・ヘブンの烈核解放。

長い教書の文句を唱えることで地上に天国を呼び出す能力。

天国内では全てがヘルデウスの思いのままとなる。

その他

• コレット・ルミエールの異能

降霊の能力。

• カレン・エルヴェシアスの烈核解放

雷関連の能力。名称は不明。

• クレメソス504世の異能

寝ている時に人々の声を聞くことができる能力。

睡眠を摂ることによって自動的に発動すると思われる。

• プロヘリヤ・ズタズタスキーの烈核解放

能力・名称は不明。こめかみを銃で撃つことによって発動する。

寿命関連の何らかの代償がある。

• ペトローズ・カラマリアの烈核解放

一度見たものを何でも爆発する能力。

• ユーリン・ガンデスブラッドの烈核解放

能力は孤紅の恤と酷似している。名称・発動条件は不明。

• 夕星の烈核解放

瘴気の怪物を生み出す。名称不明。

関連タグ

ひきこまり吸血姫の悶々