無責任一代男

むせきにんいちだいおとこ

ハナ肇とクレージーキャッツの3rdシングル。

俺はこの世で一番無責任と言われた男

ガキの頃から調子よくラクして儲けるスタイル

作詞：青島幸男

作曲：萩原哲晶

概要

クレージーキャッツの3rdシングル。歌は植木等。クレージー映画の記念すべき第1作目『ニッポン無責任時代』の主題歌として発表された。この曲が映画とともに大ヒットを記録したことで植木等に無責任男というキャラクターが定着した。

ヒットの理由を作詞の青島は「大人たちの不誠実さをヘドが出るほど見せられてきた若い世代に我が意を得たとばかりに受け入れられた」と分析している。

青島はこのほか「タモリがこの歌を座右の銘にし、ビートたけしも人生観を書き換えた」と語っている。

小林信彦も「『シャボン玉ホリデー』で初めて聞いたときのショックを忘れることができない」と語っている。

冒頭の歌詞は二村定一や榎本健一が歌った「洒落男」の坂井透による日本語訳詞「俺は村中で一番 モボだといわれた男」との共通点が指摘されており、青島も実際に影響を受けたと認める発言をしている。

B面の「ハイそれまでョ」も『ニッポン無責任時代』の挿入歌として使用され、ムード歌謡調の出だしからコミカルなロック調に急転直下する展開で植木を代表する曲となった。

無責任シリーズの第2作にあたる『ニッポン無責任野郎』でも使用された。