煮付けシチュ
につけしちゅ
- 愛する人の命のため、自らの手を汚して業を背負うこと
- 相手にもその業を(無自覚のうちに)背負わせてしまうこと
を指す。
なお、このワードが広まる要因となったX(旧Twitter)の投稿では「煮付けBL」の表記が用いられているが、元ネタとなったキャラクターが男だと特定されていないこと、BL以外でも起こりえる設定だとして本記事のような表現が用いられているようになっている。そのため多少の表記ゆれが存在しているが、いずれにせよ「煮付け」の部分は共通。
ナガノのSNS連載漫画「ちいかわ」で、2023年11月ごろに掲載された一連のエピソードに由来する。
島の子たちの「葉っぱちゃん」と呼ばれる二人(一枚葉と二枚葉)が乗っていた小舟が、巨体を持つセイレーンがイカで遊んでいる際のジャンプに巻き込まれたことで大破し、2人は浜辺に漂着するも、巨大な尾ビレの直撃を受けた二枚葉が瀕死の重傷を負ってしまう。そしてセイレーンはそのことに気づかず立ち去ってしまった。
かねてから「セイレーンの仲間である人魚を食べると『永遠のいのち』が手に入る」と知っていた一枚葉は、二枚葉の命を救うため、そしてセイレーンへの復讐のため、セイレーンのお供である人魚のうちの1匹をしるこサンドでおびき寄せて捕まえ、その肉を煮付けに調理して二枚葉に食べさせ命を救った。
その後、元気になった二枚葉は周囲の状況から真実を知る。しかし二枚葉は一枚葉の行動を非難する以上に「永遠」を孤独に生きることを恐れ、一枚葉にも人魚の煮付けを食べるよう迫る。一枚葉もこれを受け入れ、こうして2人は共に「永遠のいのち」を得た。
過去にも類を見ないほどのハードな展開に界隈は騒然となり、このワードが広まるに至った。
全てが終わった後も彼らに帰る場所はなく二人っきりでどこかに去っていく様子が描かれている。
新天地の別の島に着いた彼らの元に、どこからか彼らのことを知ったセイレーンが復讐のために向かっていること等つゆ知らずに
原作
「ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ いつまでも」
「空と君との間には 今日も冷たい雨が降る」
「君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる」
アニメ「シティーハンター2」第49話、50話「さらばハードボイルド・シティー」
不老不死をテーマとしたアメリカ映画。元々は一人の男を取り合い憎しみ合った二人の女性であったが、お互いの永遠の命の為に支え合って生きていく。
この「島編」により新たな性癖(?)をこじ開けられる者、似て非なる物として「仮面ライダーアマゾンズ」の人肉ハンバーグを、さらには同じく「今日の日はさようなら」がとある衝撃的なシーンで使われたことで半ばみんなのトラウマとなった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を想起する者も現れた。
煮付けBL:別表記
火曜サスペンス劇場:人魚を狩るシーンで挙がった感想ワードで出てきた番組名。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破:「今日の日はさようなら」が衝撃的なシーンで使われたことで、同楽曲自体がトラウマになる者が続出してしまった作品つながり。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る君の瞳に花
Twitter(現X)にアップしていたSSまとめ(全5本)。 1~4Pはレイチュリワンウィークのお題に沿ったものです。 【あらすじ】 1P:幸せいっぱいの甘味 第8回お題「お題:いっぱい食べる君がすき」 昼下がりに羊羹を貪り食う教授と、それを見てほっこりするチュリのお話。 2P:酔っ払いの沙汰 第9回「お題:手つなぎ(過去お題)」 酔いを理由に距離を詰める教授と、自己肯定感が低すぎて「誰かと間違えてるのかな」と悲しくなるチュリの両片想い話。 3P:一緒に臨死体験(未遂) 第13回「お題:バスタイム、よっぱらい」 教授とのサシ飲みが楽しくてぽやんぽやんになったチュリと、酔っ払いの言動に振り回される教授のお話。 4P:君の瞳に花 第14回「お題:夏の日、君の香り」 火薬の匂いが苦手なチュリが教授を花火大会に誘って、縁日や花火を楽しむお話。 5P:甘辛い誓い 死にかけたチュリのために禁忌を犯す教授の話。煮付けシチュです。 未だ履修中なのでふわっと解像度ですが、気になるものだけでも読んでいただけると嬉しいです~ 波箱↓ https://wavebox.me/wave/db77gesh4dl9rrsl/ コメでもマロでもうぇぼでも、感想などいただけましたらえげつないほど喜びます * 煮付けシチュ、増えて17,822文字pixiv小説作品【とうらぶ】どこまで、どこまでも【三日薬】
煮付けが書きたくなりました。いつも通りにとっ散らかってテーマがどこかへ行きました。それがいつもの茸出汁の味だから仕方ないですね! 「煮付け」という概念、最初はやや揺れがあって「相手を勝手に罪に引きずりこむ/自分に罪を負わせた相手を道連れにする」という部分があった気がするんですが結局のところ「不老不死にする」に落ち着きそうな気もしています。でも私は前者の解釈がすき。 というわけで、身勝手に罪を犯した薬研さんが三日月さんを迎えに行く話になりました。元もと書きかけてたのはTwitterで見かけた「三日月さんドールからアイを取り出して再利用する」というウェットオーナーには耐えられないだろうグロ話からのネタで、これは煮付けに良いのでは?とがっちゃんこしてしまいました。たぶんこの三日薬はまだ薬研さんの片思いですね。三日月さんはすでにいろいろ擦り切れてて薬研さんの手荷物引かれるまま、離されないならどこまでも一緒に行くし離されたならそのまま散ってしまう感じがします。そう理解したら、薬研さんは腹を決め手どこまでも連れていきそう。そんな三日薬も素敵ですね。お目々は最後まで取り戻せなくて薬研さんの手を離せなくても素敵だしハピエン的に取り戻して今度は三日月さんから手を引くのも素敵だと思います。ええ、思って入るんです3,303文字pixiv小説作品