燭陰
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しょくいん
古代中国の地理書『山海経』に記載される神。太陽神あるいは火の神でもある。
北海の鍾山(しょうざん)という名の山の麓に棲んでいるとされる神。
直線状に配置された目を持つ人間の頭部の様な顔をした体長が千里(古代から近代の中国では一里=400〜576mなので、それの一千倍)=400km〜576kmにも及ぶ赤い蛇の胴体を持つ姿をしているとされている。
その力は凄まじく、目を開くと辺りは明るくなり、目を閉じると辺りは暗くなる。
即ち昼と夜を生み出す存在だとされており、食べる事も寝る事も休むことも無く風雨は燭陰の元へと集まったとされている。
また、息を吸うと夏となり、息を吐くと冬になるとされ、文献によっては中国神話に登場する太陽神にして火の神である祝融や中国の地理書『山海経』の第17巻「大荒北経」に記される燭龍と同一視される事もあるという。
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