概要
金田一少年の事件簿外伝犯人たちの事件簿のパロディ。
ネタ元がそもそもパロディなので、パロディのパロディと言うすっごい微妙な立ち位置のネタ。
本家のパロディと違う点は、パワーワードが多く、汎用性が高いという点。
内容
本家同様(?)、完全犯罪の計画を建てた犯人が、「私の計画は完璧だ。そう、すぐそこに、名探偵でも現れない限り」とフラグを立てたり、その直後にフラグ回収された反応等投稿されており、中には金田一以外の原作作品をベースにしたパロディマンガも投稿されている。
勿論本家同様原作のネタバレになるので注意が必要。
パロディにされることが多いセリフ
- 「やることが‥やることが多い‥!」(第1シーズン/『File:1 オペラ座館殺人事件』等。後の事件でも何度かセルフパロされている。)
- 「やはり暴力‥‥!暴力は全てを解決する‥‥!」(第7シーズン/『ファイル24(Case5) 露西亜人形殺人事件』)
前者は汎用性が高く、単行本のオマケ漫画やTV番組でも取り上げられ、全プレ用のTシャツまで作られた。
後者は内容が内容のせいか、メディアでは取り上げられず、ネット上では『暴力』を別の単語に変える形で使用されることが多い。
これ以外では、『悲恋湖伝説殺人事件』の犯人の口癖が人気が高い。
ギャグパロ以外では…?
『犯人たちの~』『小旅行』を原作と地続きと考えた原作補完もの(原作既読が絶対条件の三次創作)は意外と少ない。妄想して満足する読者が多いのだろうか。
読者によって解釈がバラバラになるが、是非とも流行って欲しいところ。
『金田一37歳の事件簿』によると、原作世界では、殺人鬼のファンクラブがあり、刑務所に多くの差し入れが届いているらしいが、読者にも推し犯人や推しゲストについて語って欲しいところ。
金田一界の殺人・警察・刑務所は現実のそれとはまったくの別物らしく、作者も単行本のおまけ漫画で「こいつら犯罪者なのに…」と触れた上で、犯人に沢山の応援のお便りが届いていたと触れていた。
『犯人たちの~』ほどギャグタッチではないが、原作にも倒叙形式のギャグ回、夢オチのオマケ四コマ、夢オチなのか現実オチなのか分からないギャグ短編などが存在している。
更にマニアックな解釈
この漫画でノベルス、実写版、ゲーム版、ドラマCD、アニオリ、明智&高遠が主人公のスピンオフ作品(&六●竜一)etcが取り上げられることはまずないが、ファンの間では別の話。
「不利媒体と知ってると逆に妄想したくなるのよね~」と思われ、オリジナル犯人たちの事件簿を妄想するために、コアなファンの間で不利媒体を再評価させるに至った(最近の事件過ぎて登場させられない犯人を見る為に、後半の単行本を一気買いした人もいるとか)。
商業化されることがまずない「被害者たちの事件簿」を妄想するファンまでいる始末。いいぞもっとやれ。