横須賀市平成町の北東およそ1.2kmに位置する、5.1haほどの小さな島である。
住民は居ないため無人島とされるが、渡船で手軽に訪れることができる。
東京湾(江戸湾)口の西側という要衝に位置し、幕末には日本最初の台場が建造された。
明治維新後は軍の管理下に置かれて要塞化されたうえ、同島から富津岬(千葉県富津市)にかけて建設された第一・第二海堡、観音崎沖の第三海堡とともに東京湾要塞の一部となった。
第二次世界大戦後は、横須賀港とともに米国政府に接収されたものの1961年に返還。大蔵省(当時)が所有することとなる。
2003年に横須賀市に譲渡された。
現在でも、明治時代に建設された煉瓦造りの要塞の遺構や、第二次世界大戦中に建設された観測所(戦後に展望台に転用された)などが残されており、見学ができる。
三笠公園(記念艦三笠)傍の桟橋から定期船が出ている。往復運賃には入島料が含まれる。12~2月は平日欠航。
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