概要
史実においては、ミッドウェー海戦で主力の正規空母四隻が一気に喪失した後、共に新たな一航戦を編成した。第二次ソロモン海戦では出渠が遅かったため瑞鳳が参戦できなかったが(この時代わりを務めたのは龍驤)、南太平洋海戦にて共闘している。
その後、新鋭空母大鳳が竣工し一航戦に編入されると同時に瑞鳳は元の三航戦へと戻り、一時は離れ離れとなったが、マリアナ沖海戦でも一航戦と三航戦の違いこそあれ、共に第一機動艦隊『小沢機動部隊』として決戦に挑んだ。
『七面鳥撃ち』と揶揄され、大鳳そして翔鶴までもが撃沈される大惨敗となったマリアナ沖海戦後、瑞鶴だけが生き残った一航戦は解隊され、瑞鶴は三航戦へと転属となり再び瑞鳳と同じ戦隊となった。
そして日本機動部隊最後の戦いとなったレイテ沖海戦には共に『囮艦隊』小沢機動部隊の第一部隊として出撃し、日本海軍機動部隊の空母が全滅したエンガノ岬沖海戦で最期を共にするまで僚艦であり続けた。(寄り添うように回避運動をとる二隻の姿が米軍により撮影されている)
瑞鶴にとって瑞鳳は、翔鶴に次いで長い期間を共に過ごした戦友であり、また瑞鳳の初代艦長が後に瑞鶴の艦長となったという縁もあり、そのような史実が産んだカップリングといえるだろう。
共に「瑞」の字が入っていて、鶴も鳳凰も瑞祥の象徴、と実におめでたいカップリングであり、ゲーム中でもどちらも幸運艦(そしてそれ故に入手困難なレア艦)である。改造すると迷彩服となるところも一緒。
また本人たちの名前の共通点や多くの決戦で翼を並べたのみならず、どちらの姉艦も「しょう」の字を冠していること、どちらの姉艦も幸運とは言い難い艦であるなど、姉妹がらみでも共通点が多い。
また、東宝が作った映画「雷撃隊出動」では瑞鶴が撮影されたが艦内撮影には瑞鳳を使っており共演したといえる。
(ちなみに公開は戦没後。その他の空母は鳳翔も参加)
ちなみに、艦これにおける容姿は瑞鶴の方が年上に見えるが、元ネタ艦は瑞鳳の方が年上だったりする。
しかし2018年決戦ボイスでは瑞鳳が瑞鶴の事を「瑞鶴さん」と「さん」付けで呼んでいる。
二次創作では史実にそって瑞鳳が年上と描かれる場面の方が矢張り多い。いわゆるギャップ萌えの一種である。
コンプティーク2019年3月号では、二人で表紙を飾っている(他の艦娘と混ざっているのも含めてなら『艦これピクトリアルモデリングガイド2』の方が先)。
運命を乗り越える時
2018年冬イベントにして艦隊これくしょん第1期のラストイベントとなる期間限定イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)』の発動に合わせて、瑞鶴改二及び瑞鶴改二甲へ決戦仕様modeが実装された。
後段作戦は彼女たちの運命を決めたエンガノ岬沖海戦もモチーフとしており、瑞鶴のこの装いに多くの提督は色めきたった。しかし、エンガノ沖で共に戦った瑞鳳へは決戦ボイスのみで何の変化もなく、せっかくのイベントで瑞鳳のみが不安の残るまま戦いの臨むのかと思われていた矢先の2月21日に瑞鳳改二及び瑞鳳改二乙が実装され、瑞鶴に改二が実装されてから約3年、遂に2人は自分達の運命を打ち破る戦いへと突入していく。