概要
ゲーム『大逆転裁判』に収録されている3番目のエピソード。
主人公・成歩堂龍ノ介が、初めての大英帝国・倫敦にて、《中央刑事裁判所》の初法廷に臨む様子を描く。
新システム《陪審バトル》も今回初登場。成歩堂と《死神》の因縁もここから始まることとなる。
事件内容
- 事件現場‥‥乗合馬車(オムニバス)
2頭立ての馬車。《車内席》に4名、《屋根席》に4名を乗せて運ぶことができる。
屋根に設置された《天窓》から、車内を見下ろすことができる。
事件現場ではあるが、裁判にて大法廷に搬入され、証拠品として提示されることとなる。
- 事件発生日時‥‥2月15日
裁判は2月18日に行われる。
- 状況
午後10時、《乗合馬車》最終便の走行中に事件発生。
被害者は大型のナイフで腹部を刺されて死亡。
死体は車内席に座らされた状態で、屋根席の乗客によって目撃され、同じく車内席に座っていた乗客が容疑者として逮捕された。
関係者
前話で大英帝国への道が閉ざされた親友に代わって、大日本帝国より渡英。
到着して早々、殺人事件の担当弁護士として任命され、ろくに情報も集められないまま、《中央刑事裁判所》の大法廷に立つこととなる。
法務助士。成歩堂の横に立って彼を支える。
被告人。倫敦の名士で大金持ち。
成歩堂が現れる開廷直前まで、弁護士不在のまま自身の裁きを待っていた。
車内席でひと眠りしていたところ、気がつくと被害者の死体が目の前にあったと語る。
担当検事。
《死神》として弁護士に恐れられていたことから、開廷直前まで担当弁護士不在という事態を引き起こした。
5年ぶりに法廷へと帰還し、成歩堂との因縁が始まる。
- 三度焼きのモルター
被害者。イーストエンドに住む、ウデの良い煉瓦職人。
《中央刑事裁判所》ではおなじみになる裁判長。
陪審員
- 1号
肥満体型の英国紳士。度々ハンカチで汗をふく。
- 2号
メイド。キレイ好き。クズは処理すると容赦なく宣言する。
- 3号
ナイフを左手に、危ない言動が目につく英国紳士。床屋で働いている模様。
なぜか“謎の人気”を持つ。(参考ツイート)
- 4号
タイプライターを打つ女性。物事を論理的に考えている模様。
- 5号
倫敦の馬車ギルドをたばねる“親方”。
- 6号
温厚そうな老婦人。編み物をしている。
証人
- ベッポ
イーストエンドの《乗合馬車》の御者。
常にサムそうに震えている。
事件現場となる《乗合馬車》を走らせていたところ、背後からの悲鳴で馬車を停止させて目撃したとして証言。
- オスカー・フェアプレイ
シティの銀行員。《乗合馬車》の乗客。
時折、黒い杖を取り出してかじっている。
屋根席に座って事件を目撃したとして証言。
- アダム・レディファスト
修行中の帽子職人。《乗合馬車》の乗客。
紳士用の帽子を作っているが、被っている帽子の形がいびつで、度々ズレる。
フェアプレイの隣で事件を目撃し、悲鳴を上げた。
スリの少女。《乗合馬車》車内にて無賃乗車で隠れ潜んでいたところを、メグンダルに発見されるが、事件とは無関係であるとして現場から逃がされた模様。
その他
首席判事として、《弁護士》の任命権を持つ。
前話での一件で大日本帝国の司法留学生が不在になったとして、日英間での司法留学の中止を考えていたが、成歩堂一行からの提案により、成歩堂を留学生の“代理”とするための試験と称して、成歩堂に今回の事件の弁護を要請する。
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