概要
鳥山石燕著の妖怪画集『今昔画図続百鬼』に記載される妖怪(怨霊)。
井戸から上半身を出した女の幽霊が口から火を吹き出し、その火が皿を宙に巻き上げている姿で描かれている。
説明書きによればある御屋敷の下女が10枚組の皿のうち1枚を井戸へと落としてしまった罪で惨殺され、その亡霊が夜な夜な井戸端に現れて皿を1から9枚数えて1枚足りないと泣き叫ぶというという事から、如何やら番町皿屋敷のお菊をモデルとしている様だ。
ゲゲゲの鬼太郎
初出は、「新編」ゲゲゲの鬼太郎『皿合戦』(3期鬼太郎第97話)に登場。
下半身を無数の皿に分離させる事ができ、皿に乗った者を眠らせたり、皿の音で踊らせる事ができる能力を持つ。
ちなみに大入道の夫をも持つ所帯持ちでもある。
街中の皿を操って食べ物を盗む悪事を働いており、事件の調査を行っていた鬼太郎たちをも呑み込んで皿へと変えてしまうが、皿の姿のままの鬼太郎に反撃され、夫を人質に取られてしまった事を受けて敗北を認めて降参した。
ちなみに5期ではお菊(本人?)として登場しており、白山坊が経営する見世物小屋で演者として働いているようだが、永遠と同じ演目を続けている為、客からの受けはあまり宜しくない模様。