概要
概要
ドラえもんカラー作品集3巻及び、藤子・F・不二雄大全集17巻に収録。
のび太は自分の部屋でごろごろと寝そべり漫画を読んでいたが、「その幸せもそろそろだ」と言ってドラえもんが入って来て、何のことかを聞くと、ママがスネ夫のママと共に自分の子供が漫画ばかり読んでいるので、思い切って捨ててしまおうかと電話で話していたからだった。慌てての尾田はスネ夫に電話して相談しようとおもったが、まだママが使っていたため断念し慌てていると、ドラえもんからこれで電話するよう道具を渡された。
だがそれはカレンダーとカミソリだったため電話できず、「無生物さいみんメガホン」を使ってこれらを電話にし、スネ夫に電話をかけた。そして漫画を捨てることを伝えるとスネ夫は「将来は漫画図書館を作るのが夢だったのに!!」と大慌てで、のび太も捨てられる前に隠すことを提案し、自分もそれを実行する。
だがその時ママがこちらへやって来たため、再びメガホンを使ってドアを壁に変えてママの侵入を防ぐことにした。しかしママの方も自分の考えに気付かれたことに気付き、おやつの時間だから開けるように言ったが、いらないと言われてしまい、はしごを使って窓から入り込むことにした。そこでまたもメガホンではしごを東京タワーに変え、足止めをしている間に漫画をまとめて逃げ出し、途中でジャイアンに出くわしてしまったものの何とか誤魔化し、空地の土管に隠すことにした。
けれど永久に隠しておくわけにもいかないので、ドラえもんは僕がママと話し合ってみるといったが、のび太はメガホンを借りスネ夫のもとに向かった。するとスネ夫は母親に漫画を段ボール3つに詰まられ、チリ紙交換に出されそうになって嘆いて、2人で協力して運ぼうとしたものの重すぎてとても無理だった。そこでメガホンで段ボールを風船に変え、何とか運び出すことができたが、今度は空地でジャイアンが一人キャッチボールをしていたため、ボールをウサギに変えてその場から離れさせた。
そしてジャイアンがいなくなると、スネ夫はメガホンで漫画を白鳥に変え空へ逃がすことにした。一方ドラえもんはママと話しが突き、漫画を読むより勉強時間を増やす条件でやと許しをもらっていたが、そこにのび太とスネ夫がやって来て、漫画が渡り鳥になってしまい北の国に向かっていることを話され、2人してこれらを追いかけることとなった。