概要
1982年にアメリカで制作された怪獣映画。日本未公開。のちに木曜洋画劇場にて「襲う巨大怪鳥」というタイトルでテレビ放映された。
ニューヨークに復活した古代の邪神ケツァルコアトルとの戦いを描く。
低予算映画なので怪獣の露出度は低く、合成も見え見えだが高いビルの尖塔の上での銃撃戦はなかなかの迫力。
それなりにエグい描写があるため苦手な人は注意。
あらすじ
マンハッタンでビルの窓掃除をしていた男が、何者かによって首を斬り飛ばされる事件が発生。それを皮切りに、日光浴をしていた女性が姿を消し、ホテルの一室で全身の皮をはがされた惨殺死体が発見されるなどの連続猟奇殺人が多発した。
ニューヨーク市警の刑事であるシェパード刑事は調査を進める中、古代アステカで信仰されていた翼をもった蛇「ケツァルコアトル」の存在を知り、ホテルでの殺人事件は何者かが行った儀式ではないかと推測する。
一方、出所したばかりのジミー・クインは窃盗団から車の運転を持ち掛けられ、宝石店を襲撃するが事故により宝石を失いビルの尖塔に逃げる。その中で彼は巨大な鳥の巣と卵、そして女性の白骨死体を発見する。家に逃げ帰ったジミーは宝石の持ち逃げを窃盗団から疑われるも、ビルの尖塔に隠してあると言って嘘をつき、窃盗団を始末する。
その後逮捕されたクインは警察に対し、「怪獣の巣の場所を知っている。知りたければ100万ドルを払え」と要求し、それを飲んだ警官隊とともに怪獣の巣へと向かう。
一方シェパードは怪獣と皮膚がはがされた死体を関連付け、アステカにおける人心御供の文化を知り、さらに心臓を抉られた死体を発見したことで確信に至る。一連の事件の犯人が元コロンビア大学の医学生であることを突き止め、博物館の一室で新たな儀式を行おうとする学生を見つけるが、取り逃がしてしまう。
一方、怪獣の巣へ潜入したクインと警官隊は孵化したばかりの雛を射殺するが親鳥を取り逃がしてしまう。怒った怪獣ケツァルコアトルとの戦いが始まる。
関連項目
空の大怪獣ラドン:同じく空の大怪獣