ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

放射能X

ほうしゃのうえっくす

放射能X(原題『THEM!』)とは、1954年に公開されたアメリカの特撮映画。
目次 [非表示]

概要編集

1954年に公開されたワーナーブラザーズ製作の特撮怪獣映画

監督はゴードン・ダグラス。


冷戦下のハリウッドで多数制作された「放射能で巨大化した生物」を題材にした映画の一作で、巨大な蟻と人間の戦いを描く。

蟻の生体から軍、政府の対応までリアリティを追求したシナリオに手堅い演出と『キングコング』や『原子怪獣現わる』と並びアメリカの古典的怪獣映画の名作に挙げられる。


後に製作された『エイリアン2』と共通項が多い事も知られている。


日本の作品との関りで言うと、高台に現れた怪物と対峙するシーンの『初代ゴジラ』の大戸島のシーンとの類似や、『鉄人28号』にオマージュエピソードがあることが知られている。

また『空の大怪獣ラドン』(1956年)に影響を及ぼしたともいわれる。


あらすじ編集

ニューメキシコ州上空を哨戒していたセスナが、砂漠を彷徨い歩く一人の少女を発見する。

少女は警官に保護されたが放心状態になっていた。同じ場所では蟻酸を使った殺人事件が多発しており、採取された蟻酸を嗅いだ少女は「奴らよ!(Them!)」と絶叫した。


そして現場であるバーを警備していた警官が突如失踪する。犯人は近くの放射能実験場で行われた水爆実験の影響で異常なまでに巨大に成長しただったのだ。


ピーターソン保安官は、FBIのグラハム捜査官、生物学者のメドフェード博士らと共に巣穴に毒ガスを散布し、蟻たちを殲滅する。しかしリーダーである女王蟻はすでに巣から出た後だった。


女王蟻はすでにロサンゼルスに潜伏し、下水道に巣を作っていたのだ。


ジャイアントアント編集

本作に登場する巨大アリはジャイアント・アント(Giant ants)もしくはジャイアント・カーペンター・アント(Giant Carpenter Ants)と称される。 "Carpenter Ant" はアリ科ヤマアリ亜科オオアリ属の英名。

紫がかった緑色に塗装されており、画面外からの操演で表現された。

映画のポスターに描かれた巨大アリの眼にはネコのような縦長の瞳があるが、作中では昆虫然とした複眼になっている。


関連タグ編集

怪獣映画

関連記事

親記事

怪獣映画 かいじゅうえいが

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました