概要
乗用車の窓を開けて、ドアや窓枠に座って車内に脚だけ突っ込み、身体を車外に出す乗り方。
広い意味では、シートベルトを着用せずに、窓から上体を出した状態でも「箱乗り」と呼ばれる。
「ハコ乗り」とも。
実際にやってみるとかなり楽しいし絵的にもサマになるのだが、慣れててもけっこう危ない上に、公道でやればごく一部の例外を除き違法(シートベルト着用義務違反など)である。
シートベルトの着用義務がない車でも、一般人がやれば運転者の後方視界を妨害、共同危険行為によりしょっ引かれることが予想される。
箱乗りが許されるのは、シートベルト着用義務が免除される緊急走行車両(パトカー、消防車など)や選挙カーなどで、日本で合法的に箱乗りができる人はかなり限られている。
ランボルギーニ・カウンタックは後ろ側がほとんど見えないので、ドアを開けてサイドシルの上に座って後退させる裏ワザがあるが、後退する際にはシートベルト着用の義務はないので違法ではない。
余談
2010年の衆議院選北海道5区補欠選選挙の立候補者で、当時民主党所属の中前茂之氏が、メインイラストのように大きく身を横に乗り出したアクロバティックな箱乗りを披露し大きな話題となった。
中前はこの時落選したものの、そのダイナミックな箱乗りがニュース映像で報じられネットでネタにされた。(恐らくメインイラストの元ネタでもある)
なお、中前本人はその後も立候補しては落選しており、その後は自民党議員の秘書になったとのことである。