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範馬一族

はんまいちぞく

漫画『刃牙シリーズ』に登場する主人公『範馬刃牙』及び『範馬勇次郎』等の血筋のこと。
目次 [非表示]

※現時点で具体的な情報は明言されておらず、飽くまで作中描写からの考察が多いに含まれます。


概要編集

作中にて度々登場する『範馬の血』というワードから、一部読者から「範馬の家系が昔から続いているのでは」との考察が少なからず見られたが、多くの読者は『勇次郎の血』という意味で捉えていた。

しかし、第3部の『範馬刃牙』終盤にて範馬勇一郎の登場やピラミッド内の範馬の血筋の壁画、勇一郎の台詞等から、範馬の一族が古から続いている可能性が匂わされた。


範馬一家編集

【祖父】範馬勇一郎

【妻】勇次郎の母(本名不明)


【父】範馬勇次郎

【妻】朱沢江珠、ジェーン(ダイアン・ニール)


【長男】ジャック・ハンマー(ジャック・範馬)


【次男】範馬刃牙

【彼女】松本梢江


特徴編集

毒物への耐性編集

判明している時点で、勇次郎、ジャック、刃牙の3人共毒物及び薬物に対して人間離れした耐性を持っている。

  • 勇次郎

赤子の時点で、猛毒を持つココイヤドクガエル亜種を素手で握り殺すも一切影響を受けない

最大トーナメントにて、シロサイ用の麻酔弾5発以上の集中砲火を浴びるが、たった数時間眠っただけで目覚めている

加えて、この一件から一層超人的な強さに成長した。

タバコを一息で根元まで吸いきる、アルコール度数70%のウイスキーを丸々一本ストレートで一気飲みしても素面であるなど、酒やタバコに対しても強く、刃牙の評価では「癌細胞でさえ勝てない」と評される。


  • ジャック

致死量を遥かに越えた夥しい量のステロイド等の薬物を日々投与しているが、数年間薬物の副作用に耐え、後に薬物の過剰摂取による肉体が限界を向かえるマックシングが発症するが、逆に肉体が無駄なく絞られた事でパワーアップを果たした。

以降、薬物による副作用はまるで見られなくなった。


  • 刃牙

触れればたちどころに肉が腐り落ち、骨髄も侵される猛毒とされる柳龍光の毒手を数発打ち込まれるもしばらく症状は現れず、数日間にかけて徐々に衰弱するなど、常人離れした耐性を発揮した。


異形の身体編集

第6部時点で、ジャック以外には明らかに常人とは一線を画す天然の身体的特徴がある。

  • 勇一郎

常人離れした異様に広い肩幅を持っている。

桁外れの筋肉量によるものか、骨格によるものかは不明。


  • 勇次郎

頭蓋骨の形状が現生人類のそれとは全く異なり、特に眼孔部分が怒りの形相の様につり上がった形をしている

また、その強度は異常な程高く、防弾のボディアーマーをも容易く両断可能な武蔵のイメージによる斬撃でも「鎖骨すら断てない」と評され、刃牙シリーズの全キャラを通しても登場が極めて少ない勇一郎を除けば、唯一骨折や歯の欠損などが無い。


  • 刃牙

脳の皺が鬼の形相の様な形をしている

全キャラの中でも飛び抜けてイメージ力が強く、自身の身体に負傷が発生する程のシャドーを行う事が出来、イメージの蟷螂に掴まれて空中浮遊したり、イメージの蟷螂が壁を破壊したりもする

攻撃に転用すればパワーも質量も変化する

刃牙が超人とされる所以であり、勇次郎等にもあるのかは不明。


特殊能力編集

勇一郎以外に、超常的な力と言えるような能力が見られる。

  • 勇次郎

相手の負傷部位や弱点となる箇所(妊婦の胎児や持病等で悪くした内臓など)、微細な癌細胞などを透視の様に見抜く事が出来る。

ナレーションによれば、数多の戦闘を経験した結果発現したらしい。

他にも、屋内の2階から落下する人間を落ちる前に瞬間移動してキャッチする、数十m離れていても相手の背後に突然現れるなど、ワープの様なこともしている

桁外れの自負心によるものか、地震を殴って止めることも可能。(後にキャラ解説にて実際に止めたという説が濃厚になった)


  • ジャック

相手の全身の血管を透視の様に把握する事が出来る。

嚙道を完成させたことで発現した模様。


  • 刃牙

大量の食事を取って短時間で代謝する事が出来る。

幼年期の時点でその異常な吸収速度と成長力の片鱗が出ており、夜叉猿との数日間の山篭りで見違えるように屈強に成長し、現在では試合直前に食事を取っても吸収し切る程。

そこから来る並外れた回復力も持っており、最大トーナメントで左前腕を開放骨折して千切れかける程の重傷を負うも、痣が治り切らない短期間でありながら腕に力を込めるだけでギプスを破壊出来る程に回復。

毒手で衰弱して痩せ衰えても短時間で代謝して超回復が起こり、衰弱以前以上に強靭な身体を取り戻した。


人間じゃねェ……ッッ


範馬一族の謎編集

ピラミッドの壁画編集

エジプトのカイロ、ギザのピラミッドに隠された様に残された壁画。

現時点では細かい事は不明のままであり、最大の謎と言える。

これが『勇次郎と刃牙の親子喧嘩を予言したもの』であるのか『範馬一族が太古から代々親子対決をする習わしを記録したもの』であるのか定かではない。

仮にピラミッド建設以前から範馬一族がいたとした場合、範馬一族は紀元前2500年以上前から続く事になる

初代天皇ですら紀元前660年なのに……

壁画によると、範馬の親は絶大な戦闘力とカリスマを持っており、子はその親に立ち向かう構図となっている。これは勇次郎と刃牙の関係は言わずもがな、勇次郎の親である勇一郎もプロレスや日本武道界で高いカリスマを持っていたことから、当時はまだその存在が知れ渡っていない若き勇次郎と勇一郎にも当て嵌められる。


鬼の貌編集

範馬一族が持つ特殊な筋肉。

特殊な鍛練法で形成するか、先天的に有する事でしか身につかないとされている打撃に特化した背中の筋肉。

第6部現時点ではジャック・ハンマーを除いて全範馬一族が持っており、勇次郎のものは先天的なもので、構造そのものが人類の筋肉と異なるとされている。

何故、範馬一族だけが持つ事が出来ているのかは謎である。


勇一郎の言葉編集

「フフ… 変わらん 我が子相手に 手こずる我が子…」

勇次郎と刃牙の親子喧嘩中に現れた勇一郎が刃牙に発した言葉。

『勇一郎にとっての我が子である勇次郎』『勇次郎にとっての我が子である刃牙』に手こずっている光景を指しているわけだが、これは『範馬の親がその子に手こずる』とも言い換えられる。

そこから、勇一郎は勇次郎と親子喧嘩を経験したと推測出来るが、勇一郎の言葉をより深く考えた場合『範馬一族は代々親子対決をし、決まって親が子に手こずる』という意味にも捉えられる。


余談編集

範馬一族は何者なのかと言えば、現状は『解らない』としか言えない。

しかし、他の人類を凌駕する身体能力や戦闘センス、明らかに人間のそれとは異形の骨格や脳を持っている事、本来地球にはまだ存在しなかったはずの人類が存在していたという事から、範馬一族は現生人類とは別物の人類という可能性も考えられる。

勇次郎に至っては男性ホルモンの量が哺乳類を凌駕しているとさえ言われている事から、少なくとも人類の突然変異の様なものなのかもしれない……

この謎が明らかになる日は来るのだろうか。

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