概要
『三国志』では巻38「許糜孫簡伊秦伝」に立伝されている。
先祖は後漢の光武帝劉秀に仕えた雲台二十八将の第十三位の耿純で元の姓は「耿」という。幽州では「簡」と発音されていたので、改姓した。
関羽・張飛と同じ早い時期から劉備に随伴して共に各地を転々とした最古参。
劉備が荊州に入ると孫乾・糜竺と共に従事中郎となり、話し相手になったり使者を務めたりした。益州平定後は昭徳将軍に任命され、糜竺の次で孫乾と並ぶ待遇を受けた。
その後の事績は不明で、いつ死去したかは分かっていない。
大らかで非常に落ち着いた性格であった一方、傲慢な性格でもあり、劉備の前であってもだらしない振る舞いを止めなかった。
一方で互いにアウトロー気質ということで劉備と仲が良かったのか、禁酒法発布の際に酒造りの道具を持っていただけの男が逮捕された時に道行く男女を指さし「彼らは淫行の道具を持っています、今すぐ逮捕しましょう」と法の厳しすぎる運用を下ネタで諫めたという話が残っている。
『三国志演義』では、益州平定戦において劉璋に対して開城を説得する場面しか見せ場がないが、近年の創作では劉備軍の最古参として、初期から三枚目もしくは雑用係的なポジションで登場する作品が多い。
英傑大戦
「余裕がなきゃ民は救えんよ
……そうだろ、劉さん?」
碧勢力に所属する1コスト武力2知力6の槍兵で特技に伏兵を持っている。伏兵持ちの為開幕に相手の出鼻を挫くだけでなく、伏兵状態を保ったまま城に接近し、後述の計略を使用して一気に城ゲージを削るのが得意。
計略は士気2の「無血開城」。武力が-2されて0になるが、知力が最大値の99にまで跳ね上がるというもの。本作では知力が高い程攻城にかかる時間が短くなる為、非常に噛み合った計略となっており、1カウント(約2秒)で2,5%の城ゲージを削ることが出来る為、1コストの攻城の低さから簡雍を侮って放置すると、
いつの間にか城が大ダメージを受けていたなんてことも珍しくはない。
しかし、武力が0になるため守城側は武力1の武将でも簡単に簡雍の攻城を妨害出来るし、倒すことが出来る為使い手側は敵が簡雍を攻撃出来ないタイミングで使ったり、簡雍の計略を使用して敵の足並みを崩して大損害を与えたりといった戦略眼が求められる1枚である。
「開城してくれるかな?」