概要
当時としては新興国だったアメリカ合衆国が「日の沈まない帝国」として君臨していたスペイン帝国に挑むという構図であった。
結果はアメリカ合衆国の勝利で、スペイン領東インド(フィリピン、グアム、プエルトリコなど)がアメリカ合衆国領となった。これを機にアメリカの影響力は太平洋にまで拡大し、覇権国家としての礎を築くこととなる。
一方アメリカ海軍にとっても、同国初の戦艦・インディアナ級、ダイナマイト巡洋艦ヴェスヴィオスなどの艦船が出動し(後者は全く役に立たなかった)、スペイン海軍の駆逐艦と戦闘したことにより駆逐艦の必要性を痛感するなど、大きな転機となった。
ちなみに、日本から秋山真之海軍大尉、柴五郎陸軍少佐が観戦武官として立ち会っている。