「緑風」は暁の女神のエンディングにて付けられるサザの二つ名(称号)なのだが、
彼のゲーム中での特徴による多くのプレイヤーの扱いや印象から「緑風(笑)」と呼ばれることがある。
また、Pixivではたんにサザの関連作品に付けられる場合も多い。
なお、この記事には多少侮辱的、否定的な表現が含まれるので、それをそのままのニュアンスで受け取ってしまう人や彼が純粋に好きな人は、閲覧はおすすめできない。
概要
暁においては、序盤は非常に強力なユニットでありミカヤと共にもう一人の主人公のポジションである。初期能力は悪くなく成長率も悪くないのだが最上級職である密偵の上限値が低いため、「順調に成長しても他のユニットに後れを取ってしまう」ことが多いキャラクター。さらに、転職タイミングがイベントで固定されるうえ、それが四部の初めのほうとやや早めなせいで(ミカヤは終章直前)、レベルが未熟なまま最上級転職してしまいがちというのも大きい。
更にけた外れの強さを誇る前作主人公のアイクにシナリオ的にも戦力的にも完全に食われ、盗賊としてすら彼の「密偵」というクラス自体、実質的にフォルカの固有職「暗殺者」の下位互換なので、やはり出番を食われがちである。特に密偵の奥義の「瞬殺」が攻撃時に確率で敵のHPを1にするというもので、弱いユニットの経験値にする為に弱らせるには確率が邪魔をする(というかエリンシアが確実に1残す「慈悲」という上位互換を持っている)、あと一撃で倒せるというタイミングで瞬殺が出てしまい敵が生き残ったりと、とにかく使いづらい。
しかも悲しいことに、同じ「密偵」になれるヘザーと比較しても分が悪い。彼女はサザと違い転職タイミングが自由なうえ、イズカファーム(四部5章の通称。なりそこないが大量に出てきて経験値を稼ぎやすい)に向かわせることができるので格段に育成がしやすいのだ。とどめに初期スキルも、サザが防御HPが低いため使いづらい「守護(支援ユニットが横にいると攻撃から庇う)」、ヘザーが「すり抜け(敵を無視して移動可能)」とこちらの方がやや優秀。
劇中に「俺がミカヤを守る」と言っているが、上記の通り、能力値の上限が低いため扱い辛く、ミカヤの方がまだまともに戦えることから、「ミカヤが俺を守る」とファンからは散々ネタにされている。
これらの事からサザのことは「緑風」と呼ばれネタにされることが多い。本来これはエンディングにおけるサザの二つ名なのだが、その名前負けっぷりをネタ扱いされており、(笑)をつけられ嘲笑されることも少なくない。
せめて最終的にオリジナル職(特にミカヤを守れるような)であれば……と考えると残念である。ライバルに漆黒の騎士やアイクなど守備に優れたユニットが多いのも不憫だろう。
なお、暁にはシリーズ恒例の序盤のお助け上級騎兵(いわゆる「ジェイガン」キャラ)が存在しない(前作のティアマトは第三部からの登場である)が、サザが(あまり強くならない点も含めて)実質その役割を担っているといえる。
またシリーズのお祭りゲーム的なソーシャルゲーム「ファイアーエムブレムヒーローズ」において、
シリーズの主要キャラ同士がタッグを組んだ「比翼英雄」としてミカヤとサザのコンビで登場したが、
こちらでもメインで戦うのはミカヤでサザはミカヤの後方で飛び跳ねるだけであり、シリーズファンには「原作のヘタレっぷりがよく再現できている」と、話題になった。ただしこの「メインキャラだけが戦う」という演出は比翼英雄全員共通の演出なので別に彼だけが何もしない訳では無い。
また原作と違い、ヒーローズにおけるサザは専用武器・ペシュカドが非常に強力なことに加え、高い攻撃性能をもつユニットであり実用性の高い強力な英雄である。