CV:辻谷耕史(ドラマCD) / 前田剛(HDリマスター版)
概要
PS2のゲーム・真・女神転生Ⅲに登場するキャラクターで、オカルト雑誌『妖(アヤカシ)』の記者。『ヒジリ』をペンネームとし、劇中では終始ヒジリと表記されている。
記者の職業柄、落ち着き払った言動が目立つが、それと同時に好奇心が旺盛。
また、フランクな口調で喋り、記者のイメージからは良い意味で正反対な空気を醸す。但し、本質的にはドライな面があり、切り捨てるものは容赦なく切り捨てる冷徹さも秘める。
劇中の動向
新宿衛生病院へ向かう途中、主人公が立ち寄った代々木公園にて出会い、その時に縁を感じたのか、別れ際に自身が関わった雑誌を渡しその場で別れた。
その後、東京受胎が起こったトウキョウにて、シンジュク衛生病院のターミナルで主人公と再会する。
以前からガイア教を調査していた為か、東京受胎を即座に受け入れ、ターミナルに設置されたアマラ車の操作・情報収集が出来るようになるとヒジリが参謀、主人公が実働部隊な協力関係を結ぶ。
謎
東京受胎は儀式の起点(作品では新宿衛生病院)以外の、全ての存在を犠牲にする禁断の行為である。
上記の通り、ヒジリは新宿衛生病院に居ない人物である。何故、彼が東京受胎から生き延びれたのだろうか?……。
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彼の末路
アマラ車による情報収集を終えた瞬間、主人公に対し「全てを知ったオレこそが、創世を行うべきなんだ!」と、突如に狂気染みた決意表明をした。
だが、直後にアマラ経絡に潜んでいた新田勇にヒジリは囚われ、主人公はヒジリを救うべく勇の指示に従い、アマラ神殿に巣食う悪魔達を倒した。
しかし、勇は約束を反古した上で、ヒジリを自らの守護の生け贄に捧げた。
これにより、ヒジリは敢えなく死亡してしまった……。
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真相の深層
真・女神転生Ⅲマニアクスにて明かされた真実……それは
- ヒジリは東京受胎の際に既に死亡していた
- トウキョウのヒジリは生前のヒジリの意識を継承したマネカタであった
の2点だ。
全ての元凶曰く「ヒジリはある罪業から『誕生した世界の全てを調べ、知り終えた後に死に、生まれ変わった世界でも同じ行為を繰り返す』業を背負っている(要約)」と述べている。
『何故、ヒジリが東京受胎に生き延びられたか?』は、上記のカラクリが原因だったのだ。
この罪人が過去作の登場人物なら、『アレフの様に神に呪われた人物がそうなのでは?』とも見られてるが、彼が誰なのかは不明。同社の別の作品では、デビサバの直哉の様に神に呪われた人間が存在する。
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