臼負い婆
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うすおいばばあ
新潟県佐渡島の怪談集『佐渡怪談藻汐草』に記載される“あやかし”の一種。
あやかしの一種で、髪は乱れ、目は鋭く、口に牙の様な物が生えた色の白い老婆の姿をしており、両腕を背中に回して何かを背負っている(一説には臼)様にも見えるとされる。
新潟県佐渡郡小木町(現在の佐渡市)宿根木の「あかえの京」という場所の海の底から、2、3年または4、5年に一度現れて海を泳ぎまわり、暫く経つと海の底へと帰っていくが、ただそれだけで特に悪さをするという訳でもない。
なお、臼負い婆が出現する前兆として、周囲が薄暗くなるという現象が起こる模様。
また、昔から「あかえの京」ではよく見かけられていたという。
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