演:高橋恵子
概要
Season3最終回にて登場した尼。
「慈妙院」という寺の庵主であり、同じく僧である瀬戸内米蔵とは兄弟弟子の間柄。
ひょんなことから亀山が見つけてしまった白骨死体の主が慈妙院の僧・雀蓮であったことから、捜査に来た特命係と面識を持った。しかし寺に行ってみれば当の雀蓮がちゃんと生きて存在していたため、特命係および捜査一課の頭を大いに悩ませることとなる。
実は彼女、出家前に未婚の母として双子(俊太郎と佐和子)を産んでいたのだが、意中の男性が現れた結果その双子が邪魔になり、二人を残して出奔した。その後彼女は出家し尼僧となるが、残された二人の子供は紆余曲折の果てに心中を試み失敗、佐和子だけが亡くなり俊太郎は生き残ってしまう。彼は佐和子の遺体を遺棄し(薫が見つけた骨は彼女のもの)、その後出家を決意したが、彼が行った寺の主こそ彼の母親・蓮妙であったのである。彼は佐和子に成り代わり、表向きは彼女が出家したということにして生活していた。なお蓮妙は、この事実を知った上で弟子として俊太郎を育てていたが、全てが明らかになった後に二人はようやく「親子」として対面を果たしている。
この回限りの登場かと思われたが、Season16第13・14話にて、収監されていた瀬戸内の身元引受人として久しぶりの登場。出所時に彼が着ていた法衣は、どうやら彼女が贈ったものであるらしい。なお、迎えに来た際、僧侶が乗るとは思えぬ赤いスポーツカーに乗って現れ視聴者の度肝を抜いた。
こうして瀬戸内の寺にやってくるのだが、ほどなく敷地内から白骨死体が見つかり、杉下や伊丹、芹沢とも再会することとなった。
こちらでは、瀬戸内や片山雛子について、「政治の世界にいるうちに随分と汚れてしまった」「(瀬戸内を指して)昔よりはだいぶマシになった」などと発言しており、思ったことはかなり率直に言う性格であることが示されている。また、表情などから人の嘘を見抜くこともどうやらできるらしい。
関連項目
亀山薫 初登場時の杉下の相棒。
冠城亘 再登場時の杉下の相棒。