プロフィール
概要
平安時代中期に活躍した歌人で、中古三十六歌仙の一人でもある。
父の藤原定時は早くに亡くなったため、父方の叔父である大納言藤原済時の養子となった。
母方の叔母に藤原道長の正妻源倫子がいるが、(生年不詳とは言え)973年に従五位に昇進している記録があるため、同年時点で10歳であった倫子よりは年長であったと考えられる。
藤原公任、源重之、藤原道信などとも親しく、風流な貴公子として知られていたらしい。
また、清少納言や他に20人以上の女性との交際があったと言われており、「源氏物語」に登場する光源氏のモデルの一人とも言われている。
代表歌
百人一首 第51番
「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを」