概要
灰原(宮野志保)にとって蘭は敵わない恋敵であり、当初は関わり合いになるのを避けるような態度をとり続けていた。優しく誰からも愛される蘭のことを「海の人気者」と表現し、元『黒の組織』の一員で裏切り者の自分を「暗い海の底から逃げてきた意地悪なサメ」と卑下するなど、蘭に対して人間的にも劣等感を感じ、苦手意識をもっていた。
しかし「網にかかった謎」にて蘭の「勇気って言葉は身を奮い立たせる正義の言葉」との言葉を聞いて「私の名前は灰原哀…よろしくね…」と改めて自己紹介と握手を求めて歩み寄って以降、「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」でベルモットに命を狙われる自分を庇ってくれた姿に大切な姉を重ねたりするなど、蘭への感情や態度が軟化していく。
蘭は一度だけ赤井秀一に宮野明美に似ていることを示唆されており、灰原も蘭の安全を確保することに感情的になったり、逆に自分が不安な時は蘭の上着の裾を掴んで気持ちを紛らすなど、灰原の中で蘭と姉・明美を同一視する気持ちが強くなっているのがわかる。
現在も直接言葉を交わす機会はあまり多くはないが、お互いに良好な関係であり、以前のように灰原の方から接触を避けるようなことはしなくなった。
ちなみに、灰原の証言が本当なら年齢は灰原の方が蘭より一つ上である。
劇場版「黒鉄の魚影」ラストシーンでの、公式から魚雷が発射された瞬間は必見である。
余談
アニメ版のOPの映像においてはダブルヒロインのようにセットで登場したり、その間にコナン又は新一を挟んで三角関係を思わせる演出がなされることもある。(TVシリーズ第11弾OP「I can't stop my love for you❤︎」、第35弾OP「TRY AGAIN」など)。実際は灰原の片思いであり、二人の間に入り込む余地はないのだが…。
OVA第二弾のEDでは数秒だけだが二人が並んでカラオケを歌うという貴重過ぎるシーンが描かれている(灰原の方はやや照れながら蘭を横目で見ながら歌っている)。
またギャグパロディ『犯人の犯沢さん』OPでも2人揃って真顔で踊っている。