蛇の目傘(九十九の満月)
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じゃのめがさ
漫画「九十九の満月」に登場する物化妖(ものばけよう:物が触媒(ベース)の妖怪)の一種。メイン画像の龍娘が持っている傘の妖怪。この妖怪の大親分である【大蛇の目(だいじゃのめ)】も合わせて解説する。
※1 みょうもん:己を示す紋章の事。
「九十九の満月」の世界(以下、九十九世界) に登場する傘が触媒(ベース)の物化妖。
頭(傘の先端部分)を中心に、白抜きの部分にある蛇の目模様が目玉になっており、あとの部位はそのまま傘の姿をした妖怪。
九十九世界では蛇の目傘を利用した『九十九貸し(※)』という商売があり、おんでこ屋敷(空を飛ぶ巨大なお化け屋敷で本作の舞台)の危険な荒れ部屋『広沙の部屋』に入る時にはぜひ持っておきたい九十九神。
※九十九貸し(つくもかし)とは、危険な荒れ部屋前に大抵一つは危険を回避できる道具や妖怪を貸し借りする商売の事。
広沙の部屋に生息?しているクラゲの妖怪“コウベエ”に食べられないように、身を隠すための傘の妖怪“蛇の目傘”を扱うというもの。買うと高級な傘ではあるが、そこで借りると経済的である。
【その3】のおしこさ(本編後にある補足説明)では、借り主が部屋を渡り終えて賃借(レンタル)した蛇の目傘が勝手に飛んで帰る様子が描かれている。だがとある一件で広沙の部屋にコウベイがいなくなった時は一足早く店に帰った。
くれぐれも死んだ傘を掴まされないように注意。
用心棒の妖怪「やっぱ借りるならメスだよな!」
旅人の人間「メスだったんだ…」
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