概要
太古、八百万の神々がヤマタノオロチを退治するために発明した聖剣。須佐之男はその剣で戦い、ヤマタノオロチを封印した。
その後はそのあまりに強大な力が乱用されることのないよう、仮の刃で真の力(後述)を封印した上さらに二つの剣(風神剣と雷神剣)に分裂させ、風神と雷神が所有することとなったが、その風神と雷神が喧嘩した結果、剣は人間界に落下。風神剣は鬼丸猛の実家、雷神剣は山奥で眠りについた。
紆余曲折の結果、二本の刀は須佐之男の子孫である鉄刃の手に渡り、地の民のピラミッド内のジュエル戦で合体し元の覇王剣に戻った(ただし当初は由来を知らない刃達がその名を知るはずもなく、「風神剣と雷神剣の合体した剣=風雷剣」と呼ばれていた)。
元の姿に戻った当初は刃はその力をろくに引き出せず「ただのすごく斬れる剣」でしかなかったが、戦いの中で刃は徐々にその力を引き出していき、風神の力、雷神の力を経て地球中のパワーを取り込み力に変える「天」の力を開眼する。
しかしそれすらも覇王剣の真の力ではなく、本来は持ち主の闘気を吸収して光の刃とするものであり、魔王剣の魔王満月剣によって実体の刃を砕かれたことでその真の姿を現すこととなった(須佐之男曰く実体の刃は「鞘のようなもの」、それまで放っていた数々の力は「鞘から漏れ出た淡い光にすぎない」とのこと)。この姿になると波動等による遠距離攻撃手段は失われるが、ヤマタノオロチの身体はもちろん、実体の刃を砕いた魔王満月剣の光弾すら容易く両断するほどの力を発揮する。
鬼丸との最終決戦後はヤマタノオロチの封印を完全なものとする楔として大地に突き立てられ、刃に見守られながら地中深く沈んでいった。