訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)
- ランク:B→B+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:2~50
- 最大捕捉:100人
「良いだろう……狩りの時だ!」
「二大神に奉る――『訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)』!!」
「天穹の弓」で雲より高い天へと二本の矢を撃ち放ち、太陽神アポロンと月女神アルテミスへの加護を訴えることで、矢の豪雨を降らせ攻撃する。
範囲に優れる反面、射撃を行っているのが彼女ではないため、威力や正確さには欠け、1対1や乱戦には向かず、主に多数の相手を蹴散らすために用いる。
攻撃領域を彼女の意志で極度に限定して収束することも可能だが、元々の攻撃範囲が広いため、集団戦においては周囲の敵味方の配置を確認してから使用しなければならない。
のちに2部5章前編にて、ギリシャの神々が想像を絶する存在であることが明示され、当宝具もアルテミスとアポロンの権能に直接アクセスして発射されるものであることが判明した。
ちなみに、この効果は多産の女性・ニオベが「子どもの数が少ない」とアポロンとアルテミスの母・レトを馬鹿にしたため、二人がニオベの子らを一人残らず射殺したエピソードにちなむ…つまり、アタランテ本人の逸話ですらないのだが、ギリシャの英雄は自分と縁のある神々の逸話に由来する宝具を持ってくる例があるので、これもその類なのかもしれない。
なお、「天穹の弓」(タウロポロス)の由来はアルテミスの別名「タウロポロス」、この宝具はアポロンの別名である「フォイボス」(輝くもの)に由来している。意訳すると「太陽神がもたらす破滅」といった意味合いになる。
両者ともに弓の神様でもあるので、そこから矢の宝具と言う設定に繋がったのだろう。