概要
藤子・F・不二雄原作のアニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。別名「超小型爆弾」。2009年版「未来世界の怪人」(水田わさび版アニメ)に登場したアニメオリジナルひみつ道具。
外観は赤いスイッチが付いた黒い小さな球体だが、地球上で爆発すれば地球そのものが吹き飛ぶ程の威力を持つ。
作中ではドラえもんが取り出した道具ではなく、時間犯罪者が国際科学研究所から盗み出した道具として登場している。それだけでなく、ドラえもんが「タイムテレビ」を使用して未来の臨時ニュースを視聴した際、「レポーターロボット」がこの道具について「彗星等の大型天体が地球に衝突しそうになった場合に備えて開発された道具」と説明している。
上記の説明だけでは「地球破壊爆弾の姉妹品では?」としか思わないだろう。しかしこの道具の恐ろしいところは威力そのものではなく、公式が制作したアニメ作中で「地球破壊爆弾」と同じ効果を持つ道具を登場させ、未来の臨時ニュースで効果が明確に説明され、時間犯罪者がこの道具を盗んで過去の時代に逃走したという事実である。
地球破壊爆弾が本当に地球を破壊する威力を持つかどうかは、ファンの間でも度々議論されているが、この道具の登場により、水田版アニメにおける地球破壊爆弾が地球を破壊する威力を持つことに説得力を持たせてしまった。