プラキットとして
アニメ版ブルーレイ4巻の予約特典として付属。
元々は雑誌「フィギュアJAPAN」に掲載された島田フミカネ氏のラフ画稿「轟雷・改」が元ネタであり、発売時点で元ネタとなるフレームアームズが存在しない機体である。
轟雷の額・胸部・肩部・脛部の装甲がそれぞれ新規デザインにリニューアルされており、追加武装としてレールガンも付属。ただしノーマル版の轟雷に付属したフリースタイル・ハズーカは付属しない。
カラーリングは白を基調とした、FA「榴雷・改」のコンバーチブル色に加えて黄色のラインが随所に入っている。
従来の轟雷用のパーツも同梱されており、新カラー(Monotone Formの髪色違い)の轟雷を組むことも可能となっている。
コトブキヤオンラインショップおよび、きゃにめ.jpでの予約特典として、成型色を合わせたM.S.G.ストロングライフルも付属。
轟雷改ver.2
ワンダーフェスティバル2018夏にて発表のあった通常仕様の轟雷改。2018年12月発売。
武装はアニメ版同様の左肩装備可能な滑空砲とレールガン、コンバットナイフが付属。成型色はオリジナル轟雷のダークカーキに戻ったが、v2の名の指す通り素体各部のアップデートが行われている。
イノセンティア準拠の上半身やスカートの可動を始め、頭部(表情自体はアニメ版に近いものに変更)や各種関節部分を除いて殆どのパーツが改良されており、実質的に「再設計された轟雷」といっても差し支えがない代物。(轟雷が発表された当時、デザイナーの島田フミカネ氏が「商品化するならこんなデザインにしなかった」とコメントを残しており、そういった意味では「轟雷の完成形が改である」とも見て取れる。)
最大の特徴は「シリーズ最大・最多と謳われる胸部装甲」で、「純正装甲・サイズの違う大型装甲2種」の計3種が付属。轟雷改の追加装甲も着脱可能で轟雷のバイザーと胸部装甲も付属するため、轟雷ver.2とのコンパチキットにもなる。(当然、轟雷用の胸部装甲も3種あるため、キットだけで6種類もの胸部装甲が付属することとなる。)
コトブキヤオンラインショップでは平日の午前11時からの予約受付開始だったにもかかわらず、あっという間に完売してしまう程の大盛況ぶりだった。
2019年11月にカラーをアニメ基準に戻した『轟雷改[白]』が発売、こちらはカラーリングとデカール以外は轟雷改ver.2と変わりはない。
アニメ版
第7話でファクトリーアドバンス社から提供されたパーツ一式を基に、轟雷を強化した姿。
あおが武希子の手を借りずに製作した装甲の色は白へと一新、以前は一撃でトドメを刺された技を受けてもまるでダメージを受けないほどの防御力の向上を果たし、持続時間や運動性については不明だが、背部スラスターによる跳躍能力さえも獲得した。
アーキテクトのコピーモードによる再現ではあるが、フレズヴェルクへのリベンジを果たすという結果となった。
この結果にFAガールたちは沸き立つが、これはあくまで「まるで本気を出さず余裕綽々で戦っていた」フレズヴェルクのコピーであり、彼女の手札がそれで全てとは限らないのである……
10話にて本物のフレズヴェルクと再戦するも、彼女が本社にフィードバックされていたデータから轟雷・改を知り尽くしていた誤算に加え、案の定ベリルスマッシャーというさらなる手札を持っていたことからリベンジはならず、家のブレーカーが落ちたことで勝負は引き分けに終わった。
11話にて強化されたフレズヴェルク「フレズヴェルク=アーテル」とバトルすることになる。
暴走状態に陥った彼女に一方的に追い詰められる展開となり、武装も半数近くが破壊され絶体絶命の窮地に陥るが……?
轟雷改 with FAガールズ
絶体絶命の轟雷改に、フィールド外干渉ができず介入が許されなかったスティレットを始めとするFAガール達が、自分達の装備・武装に自意識と一緒にフィールドへ強引に押し込んだ結果、轟雷改の再起動と共に装備が追加された最終形態。登場当初は「フルアーマー轟雷改」「轟雷改二」とも呼ばれていたが、キット化に併せ上記の名称となった。
轟雷改の装備に加え、
・スティレット:セイレーンmk-Ⅱ(背面推進器)、スタビライザー×4、60mmガトリングガン
・バーゼラルド:背面バックパック一式、スラストアーマー×2、セグメントライフル×4
・マテリア:ガンブレードランス
・迅雷:ユナイトソード(アックスモード)
・アーキテクト:ミサイル×2
が装着される。
左腕にガトリングガン、背面サブーアームにガンブレードランスとユナイトソード、背面バックパックの腰部ハードポイントにミサイルが装備され、背面バックパックにセイレーンを搭載するまさしく全部のせを体現するかのような仕様。総出力が増えているためか装備を含めた全身が黄金に輝く。
本来なら制御が困難になるほどの装備過多ながら5体分の意識も共有化されているせいか十全に活動でき、更にバックパックのセイレーンとフォトンブースターによって暴走するフレズヴェルク=アーテルに追従できるなど規格外な能力を見せる。
前述の通り、「轟雷改(with FAガールズ) ~最終戦仕様~」としてコトブキヤショップ限定品として商品化。2色の金色成形とクリアイエロー成形で劇中のカラーリングを再現している他、轟雷・轟雷改のパーツも付属しているため組み換えも可能。2020年に仕様変更して再販されるが、こちらは素体がver.2となり、成型色だった装甲・武装のほとんどがゴールドメッキとなっている。こういう豪華な仕様なので、2万円に近い価格となったのは言うまでもないだろう。
フレームアームズ
アニメ版の轟雷・改に合わせ、原典であるフレームアームズ版轟雷の生みの親である柳瀬敬之氏が「フレームアームズの三二式一型 轟雷・改」としてリデザインした機体。そのため、「スピンオフ作品の後に本家ラインナップに登場したオリジナル」という異例の存在となった。2019年5月発売。
ラインナップ追加にあたり新たに設定が起こされ、強襲型FAフレズヴェルクの対抗策だった装甲問題を、轟雷に「水を充填した空間装甲」で減衰・防御するプランで対処しようとした機体である。
結局、「フレームアーキテクトの天地を逆転した」輝鎚の採用により一度は制式化が見送られたものの紆余曲折を経て制式化にこぎつけることに成功、少数であるが生産が行われることとなる。轟雷の改良機ということもありパイロットの評判は良く、月面戦争後においても稼働機が目撃されている。
装備構成はガール版と同一だが、肩部装甲は成型色分割と3mm軸受けが追加された新規造形となり、発売から9年目にして轟雷初の改良点となった。
こちらもガール(そして本家轟雷バリエーション機)同様、パーツ変更で白い轟雷として組むことが可能。
関連タグ
轟雷(フレームアームズ・ガール):改修前の姿
輝鎚:「内蔵スラスターで空を跳ぶ重装型」という設定がガール側に拾われる。本家も試作機が競合するなど因縁深い間柄