「―――私は、貴方に恋しています」
咲き誇る花のような笑顔で、少女はその想いを口にした。
概説
『Fate/Apocrypha』に登場するジークとジャンヌ・ダルクのカップリング。公式カップリングである。ジクジャンとも。
コンビ名の由来は『Fate/Apocrypha』最終巻のタイトルから。
ホムンクルスの少年とサーヴァントの美少女という、ある意味で異種間コンビ・カップル。年齢差もあるので、いわゆるおねショタも見出せる。小説版とアニメ版では出会うまでの経緯が異なる。
しかし見た目通りに『実質0歳児の純真な少年とそれを導く聖女』とはいかず、年長者としてジークを教え導こうとするも、何かと中世ド田舎純情娘な言動がチラついてしまうジャンヌに、幼くして生きることの意味を探して真っ直ぐに歩き続ける聡明ながら天然ジーク、というデコボコな組み合わせでもある。二人の真面目すぎる天然ぶりが、漫才コンビの様なWボケスタイルを産み出している。また、お互いの恋愛面での鈍感さは原作者のお墨付き。
戦闘面でこそ教導者として役割を果たせているジャンヌだが、現界方法の都合上により、腹ペコの健啖家になっているのでジークに食事の世話をしてもらっている上に、農民出身で元々教養とは無縁の生涯を送ってきたため、ジークから数学を教えられるという、ある種の逆転現象が発生している。
また、ジャンヌにとってジークを巡る最大のライバルが、まさかの男の娘な上にあちらの方が主人公を導くヒロインを謳歌しているのではという声もある。
この辺りについては、公式でも割と結構な回数でネタにされてしまっており、ジャンヌがギャグ時空でアストルフォをライバル視する最大の要因となっている。