野々村ヒロシ
ののむらひろし
CV:飛田展男
野々村ヒロシとは、『くりいむレモン』シリーズのキャラクター。
亜美と恋愛関係になるが、母親にバレてロンドンへと留学させられる。
亜美シリーズの一作目「媚・妹・Baby」の時点では高校生、裕福な家庭で過ごしていた。
亜美との関係も普通の兄妹のそれで、亜美に「愛と性のフーガ」を自身の蔵書から貸したりもしている。ノベライズでは時折、亜美と一緒に料理を作っていた様子(その時には、亜美にプレーンオムレツ、自身にはポテトオムレツを作っていた)。
また、この時から実母に対してはあまりいい感情を有してはいなかった様子で、朝の食卓を囲んだ際にも、険悪な空気が流れていた。
級友からも評判が良く、亜美によると「周りの女子からも紹介してほしい」と言われるほど。実際、同級生の女子よりラブレターが送られた(ただし、このラブレターを送った相手はヒロシに直接渡さず、亜美に「お兄さんに渡して」と頼んでいた。亜美はこれを破って破棄してしまった)。
亜美とは幼少時から義理の兄妹になったが、その頃に「屋外で、亜美のパンツを下ろし、女性器を見て弄る」という悪戯を行っていた(当然ながら、この事は周囲には秘密にしていた)。
※この行為をされた頃から、亜美はヒロシを意識するようになり、劇中における風呂場での自慰もこの時の行為を思い出して行っていた。
また、亜美がシャワーを浴びる様子も覗いており、自慰で絶頂する様も見ていた。
これらが切っ掛けで、なかば強引に亜美に迫り、そのまま肌を重ねて純潔を奪ってしまった。
この行為の最中に、母親が戻ってきてしまい、この関係がばれてしまう。
以後、母親から引き離されるようにしてロンドンへと半ば無理やり留学させられる。
二作目「亜美・AGAIN」では既にロンドンにおり、劇中には出てこない。
三作目「亜美Ⅲ」にて一時的に帰国するが、自身から別れ話を持ちかけ、亜美との関係を終わらせようとした。
新シリーズ「亜美 それから」では、ロンドンの大学に進学し、ジャクリーンという婚約者も登場する。
しかし、ジャクリーンを抱いている最中でも、亜美の事が忘れられず、最終四作目にてジャクリーンと別れ、亜美と関係を持った男・河野とともに亜美の前に。
この時点でようやく亜美に「好きだ」と、遅すぎる告白をするが……。
上記の通り、(当時ほぼ同年代とはいえ)幼少期に野外で義妹に性的な悪戯を行い、更には覗きをして、そしてその直後に半ば強引に肌を重ねて純潔を奪っている。
亜美自身が好意を寄せていたとはいえ、これらを鑑みると「亜美シリーズの元凶を作り出した存在」ともいえる。
加えて、「亜美Ⅲ」では、自らが引き起こしたこの関係を、亜美の意思も考えず、自ら強引に終わらせようともした。そのために亜美は、河野の元へと自ら赴き、抱かれる事に。
しかし、その後にジャクリーンというフィアンセを作ったにもかかわらず、亜美の事が忘れられずに別れ、再び寄りを戻そうとする。
亜美シリーズに登場する最低の男は河野……と言われてはいるが、ヒロシの行いも同レベルである。ある意味、亜美の男運の悪さは、ヒロシが義兄になってから始まったのかもしれない。