野口茂樹

のぐちしげき

愛媛県東予市（現：西条市）出身の元プロ野球選手（投手、左投左打）、野球指導者。(画像はイメージ)

概要

1974年5月13日生まれ。

1992年度のドラフト会議で中日ドラゴンズから3位指名を受けて入団した。

1998年、同年より投手コーチに就任した宮田征典の指導によって、課題であったコントロールが飛躍的に改善。チーム最多タイとなる14勝（9敗）を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得。

1999年のシーズンは19勝7敗という成績を残し、リーグ優勝に大きく貢献。リーグMVPに輝く。

2000年、自身初の開幕投手を務めるも前年のような投球ができず、9勝11敗の成績で終わった。

2001年、2度目の最優秀防御率のタイトルと初の最多奪三振を獲得する。完投数も初めて2桁（11完投）に到達。4試合連続無四球完投勝利（日本タイ記録）を達成。12勝9敗の成績を残した。

2002年、怪我により8月まで続いた二軍生活が影響し、9月にようやく一軍昇格したものの、わずか5試合で2勝を挙げるににとどまった。

2003年、好不調の波が激しく防御率は4点台中盤で9勝11敗の成績であった。

その後、際立った成績は残せていない。

2005年シーズンオフにFA権を行使し、11月17日に2年契約・年俸1億円で巨人へ移籍。

2008年、10月1日に球団から戦力外通告を受ける。

2011年5月、三重スリーアローズ（四国アイランドリーグplus）に入団。同年シーズン終了後、スリーアローズ解散に伴い退団。プロからのオファー無く引退。

引退後

2012年より、愛知県常滑市に拠点を置くNPO法人の社会人野球チーム「NPOルーキーズ」のコーチに就任。2013年は監督兼任投手としてプレーした。さらに、東海ラジオ放送の野球解説者も務めた。