「このままだと、お前は金有電機に最大の負債を出す」
CV:内海賢二
※注意
このキャラクターは、その所業故にアンチが非常に多く、時折過剰なキャラヘイト表現や、「似たような人物」など本来の記事内容の趣旨からズレた書き込みが行われる事があり、それが原因となって編集合戦へと発展する事も多々あります。
原則中立性のある記事を保つ為、そして無益な編集合戦及び、演者への風評被害を防ぐ為にも、そういった悪意を含んだ書き込みは極力控えるよう、お願い致します。
概要
金有タミコの実父で、未来都市・ネオトキオの支配者。隕石が落ちて太陽光が届かないネオトキオの電力の支給はもちろん、遊園地も経営している。
人物像
映画版クレヨンしんちゃんの敵キャラの中では、ジャスティス・ラブと共に数少ない根っからの極悪人。
かなりの守銭奴であり、自分に従わない部下や、儲けにならない支社はすぐに切り捨てる(ひろしの勤めていた会社である双葉商事すらも潰した)。実娘のタミコにさえも父親としての情は皆無に等しく、部下や支社だけでなく、娘すらも自社の製品としか思っていない。終盤では「どいつもこいつもくたばるがいい!」と心無い言葉を吐き、ひろしは「自分の子供でもか!?自分の子供に"くたばれ"って言う親がどこにいる!?親は子供に"生き抜け"って言うもんだろうが!!」とモニター越しに激怒した。
経歴
序盤で自分にとって邪魔な計画をしようとする大人しんのすけ(後に解説)を止めるため、しんのすけを石化させた。彼が大人のしんのすけを狙っていたのは、自分の理念や研究を面白くないと否定された事が原因である。
中盤で彼はタミコを捕え、大人の風間くんと無理やり結婚させるために結婚式を開いたものの、乱入して来たしんのすけ達に妨害を受ける。
結婚式の妨害を受けた彼は石化した大人しんのすけを遠隔操作の爆弾で爆破した…ものの大人ボーちゃんが大人しんのすけが死んでいない事を証明する映像を見せると、怒りのあまり巨大ロボ"家電ロボX"を操作して5歳のしんのすけ達を襲うが、大人ひまわりによって妨がれる。
その後、大人ボーちゃんが開発したロボット"ボーちゃん28号"に5歳のしんのすけとタミコを除く
かすかべ防衛隊と野原一家が乗り込み戦い、"家電ロボX"の色々な装備で"ボーちゃん28号"を苦戦させるも、その際に放った上記の心無いセリフによって激怒したひろしが操縦を代わった"ボーちゃん28号"の反撃を受け"家電ロボX"は敗北、大人しんのすけによって空を明るくさせられてしまう。
最後は、国際警察のエージェントになっていた大人ひまわりによって逮捕された。大人ひまわりによると、「金有増蔵さん、誘拐や汚職、賄賂脅迫、色んな罪で逮捕します」と言っている事から、かなりの重罪である事がわかり、何らかの形で身辺調査を行っていたと見られる。それでも最後まで娘に愛情を注ぐ事無く、「自分は悪くない」と抵抗していた。
漫画版
高田ミレイによるコミカライズでは、わずかだがちゃんと父親としての良心をもつ設定に変更されており、娘としんのすけの結婚も最初は否定していなかったが、とりあえずちゃんとした定職についておくべきだと社内の良いポストにつけようとしたがしんのすけが拒否したため、「あんなやつに娘をやれるか」と激しく嫌うようになったという流れになっており、親としてある意味当然の感情に基づくものになっている。
とはいえ、やらかした悪行は映画版とほとんど変わらず、国際警察に逮捕される末路も変わらないが、タミコや大人のしんのすけが、「できれば自分たちの結婚を増蔵にも祝福して欲しかった」と心情を吐露している描写が追加しており、映画版と比べて多少は救いがある結果となっている。
余談
尚、担当した内海氏は、パンフレットのキャストインタビューにて彼のことを「ただ素直になれないだけ」の人物と評している。
25周年記念映画の「襲来!!宇宙人シリリ」では、本人は登場していないが、野原一家がとある理由で種子島に向かっている時に通る商店街の背景に金有電機の会社が登場。現代ではビルを持ちながら小さな会社だったようだが、この時代の彼が未来と同様の性格だったのかまともな常人だったかは不明。後者だった場合、隕石の影響で太陽光が届かない程の黒雲が広がった影響(だったのかは定かでは無いが)で未来のような守銭奴且つ非道の性格に凶変し、会社を大きくし映画本編に繋がったと思われる。尤も、映画のラストでその隕石が地球に衝突せずに通り過ぎた為に原作とアニメの時系列では映画とは繋がらないパラレルワールドになった為、少なくとも現代の金有が(会社が小さいままでも)同様の出来事を起こす事は無くなったであろう。
声を演じた内海賢二氏は公開から3年後の2013年6月に死去したため、本作品がシリーズ最後の出演作となった。
関連タグ
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クレしん映画のゲストキャラ(ネタバレ防止のため伏字):ある意味増蔵とは真逆の存在である父親キャラ。
バブル・オドロキー:こちらも、同情の余地のある父親キャラ。