人物
パチスロ版北斗の拳シリーズオリジナルキャラで、作画担当の原哲夫氏自ら手掛けたキャラクター。
拳王軍将軍が一角であり、リュウガ・ウイグルらと同格の扱いを受けているが、実は南斗聖拳「忘星」の系譜に連なる南斗神鳥拳の使い手。
ガルダとはインド神話に登場する鳥王ガルーダ(仏教の迦楼羅天)より名づけられており、ナーガ(竜)を常食し、翼は宇宙に達し、インドラ(帝釈天)の100倍の武勇を有すると称される。
年齢は過去回想から逆算するとユリアと同等くらいか、あるいはその下。下手したら高校生くらいかもしれない。
1人で南斗五車星全員に相当する戦力(ラオウより強いという意味ではなく、それだけ様々な状況に適応できるということであろう)と称され、性格は傲岸不遜極まりなく、ラオウや南斗の拳士たちにも敬意を抱くことはなく、本来なら味方である拳王兵や南斗軍も平気で殺傷する。
先代継承者・ビナタはガルダの母親であり、まだ幼かった南斗最後の将を守るべく影武者となって南斗六聖拳を統括していたが、世紀末の動乱により南斗はタカ派とハト派に分かれ、タカ派の筆頭である聖帝サウザーとの抗争によりビナタは戦死。
その結果南斗の村は滅び、ガルダは「優しさでは乱世は収まらない」と考え、ラオウに協力することとなった。全ては、動乱を招いた南斗最後の将への憎悪のために……。
南斗神鳥拳
南斗六聖拳に匹敵しながらも「忘星」の宿命のまま、南斗の将を陰ながら守る役目のため表沙汰にならなかった秘伝の拳。
その拳速は光速(原文ママ)に達し、大気摩擦によりあらゆる物体を焼き切る。また、空中戦も得意。
南斗神鳥拳継承者は左右1対の仮面をつける習わしがある。ガルダのつけている右半分は「鬼神」、すなわち攻撃。そして左半分は「慈母」、すなわち防御を表す。
漫画作品
『北斗の拳外伝 金翼のガルダ 南斗五車星前史』の題でコミカライズ。
作者は山口陽史、『月刊コミックゼノン』2013年4~9月に掲載。全1巻。
時系列は原作のレイ死亡後~南斗五車星決起前にあたる。