概要
てんとう虫コミックス9巻及び、藤子・F・不二雄大全集7巻に収録「録験機でたのしもう」に登場。
過去に体験した出来事を記録することができ、それを好きな時に味わうことができる。この道具で過去に体験した出来事を記録することができ、それを好きな時に味わうことができる専用のカセットも売られている。
ちなみに下記の2002年版では道具の名称が「だれでも体験機」に変更され、形状もバンダナのように額に装着するものになり、記録した体験は内蔵のチップに記録される仕組みになっていた。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1980年9月5日及び2002年7月5日に、水田版は2018年6月29日にそれぞれ放送している。
1980年版
- のび太が来た時ママはアイロンがけをしていた。
- スネ夫の両親がさしていた傘は既にボロボロだった。
2002年版
- サブタイトルが「だれでも体験記」に変更
- 冒頭のび太は今度旅行に行くことをしずかに報告していて、しずかもこないだハワイに行って来たため、帰ってきたら互いに土産話を話そうと約束している。だがのび太が帰宅した時、パパが急な仕事で行けなくなったと電話がかかってきて、落ち込みながらこのことをドラえもんに報告しに行った時道具を使っている姿を目にしている。
- のび太がどら焼きを食べている時には、店の男性も現れてどら焼きを勧めていて、のび太が口にどら焼きを押し込まれる描写はカットされている。ちなみにドラえもんはお茶を汲みに部屋を出て行った。
- 上記の通り道具そのものが変更されたため、当然ドラえもんがカセットについて説明する下りや、『銀河のはての謎の惑星体験記』を試してみる下りは描かれていない。またのび太がこれを使って金を取ろうとする描写もカットされている。
- ママの体験は部屋に帰ってから試していて、女性から「結婚前のお嬢様でも通用しなすわ」と言われ、のび太は「まだ小学生なんだけど」と言ったが、「とても小学生のお子さんがいるなんて見えませんことよ」と言われ、「まあどうしましょ、あの子と歩いているとよくお姉さんと間違われることはあります」と返していて、ドラえもんはクスクス笑っていた。
- 先にしずかのハワイでの体験を味わっていて、海水浴をしたりフラダンスを見ながら夕食を食べたりする体験だったが、これを公園で試した際周りにいた子供達に見られてしまい恥ずかしい思いをした。
- スネ夫のの体験はクルージングをしたと言うものだったが、本当はアヒルのペダルボートを父親と漕ぎ続け、途中で水も入り込んできたため皆でバケツを使いかきだすというものだった。
- 上記で描かれなかった宇宙探検の体験はこの次に描かれていて、宇宙船を惑星に着陸させる場面から描かれて、のび太は光線銃で応戦したが、怪獣のくしゃみで宇宙まで飛ばされてしまい、現実でも木の枝に引っかかってドラえもんに助けてもらうことになった。
- 以上のためビフテキを食べる体験や野球の体験を味わう下りはカットされている。
2018年版
- 冒頭のび太はお腹を空かせて帰ってきて、ママにご飯を頼みに来たが居間には彼女の姿はなく、2階からドラえもんの声がしたためおやつだと思い行ってみた。
- のび太が試してみたドラえもんの体験には、観客席にセワシやドラミもいて、司会者や他の挑戦者のロボット達も映っていた。ちなみに試合の名前は『どら焼き大食いコンテスト』に変更されていて、ドラえもんはのび太がリンゴを食べることを例にして道具の説明をしている。
- 探検記の体験では、女性隊員も登場していた。
- のび太が記録したママの体験はさっき外出した際のものだった。
- のび太が途中で遮ったため、はる夫の体験のうちおしるこや寿司を食べたことは言われなかった。
- のび太はジャイアンに脅された際、とっさに昨日読んだ漫画に描かれていた、頭や体が白くて尾も白い犬を思い出してしまい、「誰がダジャレ言えっつった!」と怒らせてしまった。