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「いざ、開演の時!」

「我が宝具の題名は『開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)』!!――開演!」

Lifes but a walking shadow a poor player.(人間の一生は彷徨い歩く影法師、哀れな役者に過ぎぬ)

That struts and frets his hour upon the stage(己の出番の時は、舞台の上でふんぞり返って喚くだけ!)

開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)

  • ランク:B
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1~30
  • 最大捕捉:1人

対象者の精神に働きかけ、シェイクスピアが書いた物語を幻覚のように体験させることができる世界改変型対心宝具。世界を閉塞させ、脚本を産み出し、物語を強制させる。

自身と対象の記憶・認識に依存する宝具であるため、相手のよく知る人物を鮮明に映し出す事もできる分、両者に実感がない光景の再現には限界がある。

また、魔術の心得がある者はレベル次第である程度抵抗できる。

本来なら相手の真名を把握していない限り有効活用することのできない宝具だが、「Apocrypha」ではルーラーとして「真名看破」のスキルを保持しているシロウとの連携によって、相手の親しい人や因縁のある人物、トラウマの元となった者を呼び出し、ピンポイントで心の隙を突く悪辣な精神攻撃宝具と化している。

その強制力は固有結界にも匹敵し、あらゆる攻撃を無効化するルーラーですら逃れることはできない。ただし肉体的なダメージや苦痛を与えることはできないため、戦闘に用いるとすればショッキングな光景を見せて「心を折る」ことに使う程度である。

当のルーラーは奮起して何とか立て直せこそしたが、内容が内容だけに生前にもなかったレベルのトラウマを負ったようで、FGOで再会した際に「二度と自分に対して使うな」と脅迫に近い注文を付けている。

アニメでは内容が描写されたが、確かにトラウマになるレベルだった。

のちにFGOでこれと酷似した禁術が登場し主人公を苦しめたのだが、それを宝具とはいえ任務発動が可能というシェイクスピアのヤバさが改めて認識された。

企画段階では、時間を巻き戻すことで目の前で起きた事象を一定回数までやり直しが可能で、何度戦っても敵わない相手には無力だが倒せる可能性がある相手には有効。使用には「NON SANZ DROICT(無権に非ず)」の詠唱が必要。

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開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を
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