阿久利黒
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あくりぐろ
大墓公阿弖利爲または坂上田村麻呂の愛馬。
大墓公阿弖利爲から征夷大将軍・坂上田村麻呂に贈られた伝説の名馬。元は阿弖利爲の愛馬であったが、田村麻呂との交流を経て降伏した際に阿久利黒を託したという。
安倍貞任の愛馬沖黒や源義経の愛馬太夫黒は阿久利黒の子孫とされる。
なお東北地方には阿久利黒の他にも、田村麻呂が亡き愛馬を供養する為に建立したという由緒を持つ馬頭観音堂が幾つかあり、そのうちのひとつでは愛馬の名として「郷黒」がある。また「太白」という愛馬が毒草を食べて死んだため亡骸を頭部・胴部・後脚部に分けて埋め、それぞれ祀ったという伝説が残る地域もある。阿久利黒の他にも様々な愛馬を所有していたらしい。
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