概要
阿紫花家の末弟である少年。
サイズの合わない大きなボロボロのコートがトレードマーク。
人物像
性格は、大人ぶったやんちゃな少年。
義兄の英良に憧れており、いずれ兄のように傀儡の技を使った非合法な道に進むことを目指している。
コートも、英良に気まぐれで貰ったもの。
当初は、黒賀村に来た勝に反感を持ち、犬猿の仲となるが、後述の経緯を通して打ち解け、最終的には親友となる。
かなり自信家で傀儡の腕前は実際に低くはないものの、突出して同年代より高いわけでもない。
身内に人形操りを犯罪に使う者を出すと白い目で見られるようになる黒賀村内の秩序によって、英良の件からいじめを受けるが、英良を慕うからこそ猛反発し、村でも有名な問題児とみなされている。
黒賀村の夏祭りで出会ったタランダ・リーゼロッテ・橘に恋心を抱く。
劇中の活躍
「黒賀村編」で初登場。
敬愛する英良が高く評価したという勝に喧嘩をふっかけるが、極めて穏当で思ったような反応がこず、逆上してしまう。
しかし、人形相撲の一件で、義姉の百合を衝月五郎から守るため勝と共闘するような形となり、傀儡の腕前を切磋琢磨していく。
フェイスレスの「ゲーム」に重なり、突如決勝戦に出れなくなってしまった勝から事後を託され、苦手意識を持つ衝月五郎と戦うこととなる。
全般的に苦戦する中で、工夫を行い、ついには勝利する。
「機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)編」ではゾナハ病に罹り倒れてしまうが、しろがねことエレオノールの血によって癒やされる。
その後、一人密かにフェイスレスの拠点へ向かった勝を、リーゼロッテ・生方涼子と共に追いかけ、モン・サン・ミッシェルの戦いに参戦。勝が置いていったゴイエレメスとキャプテン・ネモの二体を操り、しろがね-Oらと戦った。
物語最後の戦いにおいてはスペースシャトルの打ち上げ場にて勝の勝利を祈り、また、勝が宇宙へ決戦に向かう直前、リーゼロッテを思いやって二人きりにさせ、自分は親友に顔すら見せなかった。
最終決戦後は、芸人として仲町サーカスのメンバーとなっている。
涼子とコンビを組んでおり、明示されていないが彼女と恋人関係にあるようにも示唆されている。