「やりたいこと、ぜんぶ抱きしめて、自分の人生を彩る色にする。それができているひとがいる、あなたたちが……。ならば、わたしもきっと」
プロフィール
人物
動物園クラス1-Cに在籍しているメガネっ子。医者の娘として育てられたためか、真面目な性格をしている。
他の部活が熱心に新入部員を勧誘する中、勧誘そっちのけで作品製作に取り組む美術部に惹かれて美術部に入部。三波なつみや冴木ももとともに芸術活動に勤しんでいる。しかしその一方で両親からは病院を継いでほしいと願われており、進路について悩みを抱えている。
既に門前の小僧として簡単な雑用スキルやある程度の医学知識を身につけているが、男の裸を直視できないという欠点を持っており、石膏像にすらシャツを着せてからデッサンしている。両親は個人医院(しばしば八朔つゆりが入院する円城寺病院ではない)を経営しており、「高名な医師」であるらしい。
本人は理論派だというが、もも曰く自分と同じ感覚派らしく、自画像のつもりで描いた作品が海の生き物を描くコンクールで入選したり、ももの顔を描くつもりで前衛芸術的な作品が仕上がったりする独特の作風の持ち主である。
強い集中力の持ち主であり、一度集中しだすと周りの事が目に入らなくなる。病院に職業体験に行った時は、ベッドシーツに黙々と絵を描いていた。そのためになつみや転校生から保護者が必要と認識されている。
真面目な性格だが、世間知らずで天然ボケ気味であり、絵の参考にするために水族館に来たのに眼鏡を忘れてきたり、「イメクラ」を「イクラ」の仲間だと勘違いしたりする。加えて融通が利かない側面もあり、クラスメイトから「もっと気遣って」「他人の心を理解する努力をして」などと言われている。
- 三波なつみの恋路を、陰に日向に後押ししている。ガッツポーズやサムズアップで送り出すのが常だが、その意図に気付かれないことも多い。三学期末にはなつみのお株を奪う形で新制服のデザインに挑戦し、見事に採用されている。
- 成績はいい方だが、久坂あやめの秘密の勉強会の常連。あやめを慕っており、誤解されている理由が理解できない。単にあやめの好みから外れているからかもしれないが。
- 一日中見ていても飽きないほどマンボウが好き。神様が適当に作ったようなデザインが好みらしい。日滝ましろとはマンボウ談議をする仲だが、ましろが言うマンボウは意味合いが少し違う。