概要
源頼光から代々相伝してきた源氏の重宝とされ、弦音が高いことから名づけられた。
日本の平安時代、帝の警護を任された源頼政が宮殿の屋根に現れた鵺を射落とす際に使用した。
元々、中国の春秋時代の伝説的武将・養由基の所有物とされる。ある晩、頼光の夢枕にその娘・椒花女(しょうかじょ)が現れた。その娘曰く父は自分の弓を譲るに値する人物を求め700歳まで生きたが、とうとう見つからず娘に託して亡くなったと言われた。そして自身も亡くなる旨を伝え、頼光がそれに値する人物と見込み、「雷上動」と二本の矢「水破」(すいは)、「兵破」(ひょうは)を授けられた。