「霹靂眼」とは、 霹靂布袋戲で素還真が登場するシリーズの第2作目である。1989年6月開始で、全20集。
作品解説
概要
武門の一派「霹靂門」の秘密を記した「霹靂眼」を巡る争いから、素還真と談無慾との「名人榜」指名争いを経て、歐陽世家が武林を掌握するまでを描く。
後半、それまでの伏線が集約され、素還真が急速に追い詰められる姿が壮絶である。
なお、第二十集の最後の予告では、次作タイトルは「霹靂孔雀令」となっているが、実際には「霹靂至尊」に変更されている。
主な登場人物
中原一の賢人。武林の平穏を維持するため知略を駆使するが、歐陽世家の策略により身内の信用すら失い、四面楚歌に追い込まれる。
素還真の友人であり好敵手。素還真を常に意識している点を突かれ、歐陽世家に抱き込まれる。
- 一線生
素還真の茶飲み友達。気が小さく、智謀も武勇も人並みに見えるが、工作が大の得意で改造人間まで作ってしまう。
- 秦假仙
赤鼻の情報屋。「天下第一辯」に上げられるほどの口八丁で、大衆を扇動する力がある。
- 黑白郎君
武林の伝説的英雄。傲岸不遜だが素還真には敬意を払っている。
- 素柔雲
素還真の妹。改名して「素雲流」と名乗っている。
- 談笑眉
談無慾の妹。歐陽世家の家譜を握っており、茅葺小屋で軟禁生活を送っている。
- 冷劍白狐
霹靂門の一員で、武林三大快剣の一人。霹靂眼と関わりがある。
- 獨眼龍
冷劍白狐の異母弟。霹靂眼と関わりがある。
- 歐陽上智
歐陽世家の当主。親族や養子たちを影から操り、武林を掌握していく。
- 歐陽上到
歐陽上智の弟。人当たりが良く上品だが、邪魔とみなした相手は容赦なく抹殺する。
- 歐陽尚智
歐陽上智の弟。「言先生」と名乗り、劍藏玄に照世明燈を紹介する。
- 風雨殘生
歐陽上智の娘。歐陽尚智の指示で劍藏玄や談笑眉に接触する。
- 金少爺
武林に突然現れた刀使い。踊り子をはべらせ軽薄に振舞うが、腕は本物。
- 照世明燈
手提灯篭を手に現れる青年。温厚な立ち振る舞いの反面、観察が鋭く案外毒舌。
- 劍藏玄
素還真が「天下第一剣」に上げた人物。單鋒劍の使い手。
- 宇文天
談無慾が「天下第一剣」に上げた人物。自称、單鋒劍法創始者。
- 蔭屍人
千邪洞に住む妖術使い。変身の術で素還真を陥れようとする。
- 沙人畏
血林に住む毒使い。宇文天、蔭屍人とともに歐陽世家に協力する。
関連タグ
関連リンク
- 公式サイト紹介ページ「霹靂眼」※中国語