非情のライセンス

ひじょうのらいせんす

ここでは、東映東京撮影所が手掛けたテレビドラマについて述べる。

曖昧さ回避

• 野際陽子の持ち歌の一つ。1968年5月にテイチクからリリースされた。TBS系列局他で放送されたアクションドラマ「キイハンター」のエンディングテーマである。
• 東映東京撮影所が手掛けたハードボイルドドラマにして刑事ドラマ。本項にて解説。

概要

1973年4月から1977年3月にかけて（ただし1974年4月から9月の間は事実上休止）NET系列局ほかにて放送された。

その後1980年5月から11月にかけ、追加シリーズが、やはりテレビ朝日系列局ほかにて放送されている。

原爆孤児という、あまりに重い過去を背負う、警視庁特捜部の刑事・会田健（演：天知茂）の、ニヒルでバイオレンスな活躍を描いたハードボイルドドラマ。

そんな事もあり、会田の周囲の人たち（同僚刑事、知り合いのクリーニング屋のおっさん、行きつけの喫茶店の女マスターとそこの従業員）が矢鱈死んでしまう、と言う、あまりに酷すぎる特徴があった。

生島治郎の連作ハードボイルド小説である「兇悪」シリーズを原作・原案とした。ゆえにサブタイトルには、ほとんどが兇悪の2文字が入る。

主な出演者

天知茂：主人公・会田健役 （主題歌の「昭和ブルース」も彼が担当した。）

山村聰：フリーダムすぎる部下達に頭を抱える上司・矢部警視役

渡辺文雄：会田のことを快く思っていない（が、刑事としての手腕をある程度認めてはいる）警視庁捜査一課一係長・橘文雄役

岩城力也：会田の同僚→情報屋・岩田役

左とん平：役柄は違うが何らかの格好でレギュラー出演を果たしている。