曖昧さ回避
概要
「楽園くん」編で初登場した暴力団「藪蛇組」の二次団体の構成員である覚せい剤の売人。G10からは「ハブリーナ」と呼ばれている。若者のショップ開業資金を融資し売上をピンハネするシノギも持っていた。
インテリヤクザの部類に入る人物であり、利用価値のある取引相手に対しては面倒見が良い兄貴分として振る舞っている。しかしあくまで利用価値があるまでの話であり、取引相手が期待を裏切るような行動に走れば容赦なく制裁する等、ヤクザらしく自分のメンツとプライドを優先する狂人と言える。
作中では混ぜ物の薬物を売ろうとした売人を金槌で拷問したり、上納金を誤魔化そうとしたアパレルショップのオーナーの耳を切り落としたりしていた。
楽園くん編ではG10に紹介された中田広道を覚せい剤の売人として雇って金銭的にバックアップしていたが、のちに中田がG10に大金を騙し取られた際にはG10と中田を共犯者と決めつけて拉致。
拷問を加えながらG10の居場所を聞き出そうとしたところを駆けつけた丑嶋馨に叩きのめされてやむ無く中田を解放した。
その後、海外へと逃亡しようとしたG10を拉致して報復を兼ねた拷問で殺害した末に山に埋めていた。
なお直接の描写こそ無いものの、エピローグでは薬物絡みで警察にマークされた中田を口封じで再び拉致した事が言及されている(おそらく拉致した後に中田を殺害したと思われる)。
その後覚せい剤ビジネスで逮捕され服役していたが「ヤクザくん」編で再登場しメインを張る。自らの飯匙倩組を立ち上げ組長になり、人相もキャラデザも大きく変わっていた。
前述の丑嶋に殴られた件がヤクザ界隈で広まり笑い者になってしまい、彼に憎悪を燃やしている。古参舎弟の井森や家守からも陰口を言われているため、疑心暗鬼になり当たりが強い。反面慕ってくれている若い衆の獏木には甘く、助け舟を出す場面が多数見受けられる。
復讐もかねて丑嶋を殺害し、資産を強奪する計画を立案。獏木を使って加賀勝を抱き込んだ。
そして滑皮秀信を皮切りに、丑嶋のバックについている猪背組との抗争を引き起こす。掛け合いではキレを見せ、理事長である熊倉を出し抜き、組員を次々ヘッドショットする等の猛攻を仕掛ける。
しかし終盤、熊倉を監禁していた拷問倉庫で丑嶋と対峙。優勢かと思われたが、丑嶋が事前に仕込んだガソリンの罠にかかり火だるまにされた。獏木が消火に奔走するも、使用した消化器がダブルトラップで魔改造されており爆発を引き起こす。
最期は皮肉にも、信頼していた子分からとどめを刺される形となった。
最終章「ウシジマくん」編には回想で登場し、獅子谷鉄也に覚せい剤を売りつけていた。恐怖の象徴である獅子谷が敬語で話すほどの大物として描かれている。
関連タグ
闇金ウシジマくん ヤクザ 反社会的勢力 ハブ獏(カップリングタグ)
它貫:こちらもインテリヤクザであるが、飯匙倩と比べると(表面上では)丑嶋との関係が良好で決定的な報いを受けないまま退場していた。